エカワ珈琲店の出来事

年老いた珈琲豆焙煎屋の日常と仕事の出来事、それと備忘録・雑記帳。

和歌山市の本屋さん事情2007

この記事は、2007年5月23日にエントリーした記事の再掲載です。

若い頃、本屋さんを営みたいと考えるほど、本屋さんが好きでした。それが、30代の後半、脱サラをしてから15年間くらい、ほとんど本屋さんに行かなくなっていました。

昨年(2006年)の今頃くらいから、また、本屋さんに本を探しに行くようになって、最近は、1週間に1冊くらいのペースで本を購入しています。

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雑誌を購入することはなくて、購入するのは、新書、文庫本といった低価格の本ばかりで、ごくまれに、インターネット関係の本に2500円くらい出費しています。

仕事関係の専門書や専門の雑誌、それに、インターネット検索で引っかかってきた読んでみたい本は、アマゾンから購入したり、直接、出版社から購入しています。

値段の高い本は、通信販売で購入しているわけです。

 

どちらに、よりたくさんのお金を使うかというと、インターネット通販のほうです。

4月に2万円分の図書カードを貰ったので、フランチャイズの郊外型書店で、1万6000円の本と、4300円の本を購入しました。

どちらも、取り寄せなのですが、書店で注文して、3日後くらいには入荷しました。

 

昔と比べれば、待たされる日数が短くなったのですが、アマゾンに慣れているので、不満を感じたわけです。

注文するために書店に行って、本が到着すれば、本屋さんまで取りに行くのですから、アマゾンと比べれば、不満を感じるのは当たり前です。

 

私の住んでいる和歌山市、小さな本屋さんも少しだけ残っているのですが、ほとんどが郊外型の本屋さんか、大規模な本屋さんです。

その昔、和歌山市内で本を探すなら、歴史があって規模の大きい『宮井平安堂』と決まっていたのですが、最近、大規模書店が2店舗オープンしています。

 

1店は、和歌山城の前のホテル内に、もう1店は、ガーデンパークという映画館のあるショッピングモール内に位置しています。

ショッピングモール内の書店には、所々に読書スペースが設けられていて、平日の午前中でも、大勢の年配者で賑わっていて、まるで図書館のようです。

 

ホテル内の大規模書店と和歌山市で知らない人が無い大型書店の宮井平安堂は、私の家から、歩いて10分~15分くらいと近接しています。

どちらも、我が家から歩いて行ける距離なので、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりと、便利に利用させてもらっています。

しかし、書店ができたからといって、書店を利用する人の数が増加するわけでもないので、市内の書店は、生き残りをかけた競争の段階に入っていると勝手に想像しています。

 

和歌山市の書店の主流は、郊外型書店だと思うのですが、その郊外型の書店でも閉店する店もあるわけです。

個人経営の零細な書店は、姿を消して行きつつあるのですが、一部の書店は頑張っています。理由は、優良な配達先を確保しているからです。

十数年前の状況と比較すると、本好きの人間には、ものすごく便利な時代になっています。

これも、地方の町の都市化なのかもしれませんが、書店の世界でも、個人店の存続には、大変な努力を必要とする時代になっているようです。

 

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その新宮市のお寿司屋さんが、アマゾンでお寿司を販売しています。

食べたことが無いので、コメントすることはできませんが・・・