古希3ブログ

『江川家の仕事場-年老いた珈琲豆焙煎屋のホームページ』のサブホームページのつもりです。

マスマーケットの売れ筋商品に依存する商売は、もう時代遅れの商売かもしれません。

その地域に、買い物に便利なスーパーマーケットが登場すると、その地域の地域商店街が寂れて行きます。

大規模ショッピングセンターが郊外に出現すれば、その街の中心商店街が寂れて行きます。

郊外の幹線道路沿いにカテゴリーキラーの大型専門店が出現すれば、消費者は、その街の中小規模商店からそちらの方に移動して行きます。

その結果として、日本中にシャッター商店街が溢れています。

 

小生の住む和歌山市でも、その昔、賑やかで繁盛していた中心商店街や地域商店街の全てが、シャッター商店街になってしまっています。

日本の全ての場所から、小規模・零細の昔ながらの個人商店の姿が消えて行っています。

小生は、人口30数万人の和歌山市で、連れ合いと二人だけで零細生業規模のコーヒー豆自家焙煎店を経営しています。

小生、今年の秋には72歳になりますが、30代の後半から35年近く自営業者をしているので、公的年金は国民年金が中心になっています。

当然の事、公的年金だけでは食べて行けないので、コーヒー豆自家焙煎店商売で足らずを稼ぎ続ける必要があります。

 

大規模ショッピングセンターやカテゴリーキラーの大型専門店が郊外に出現すると、街の中心商店街や地域商店街がシャッター商店街になってしまいます。

古希を超えた高齢者が、これからもコーヒー豆自家焙煎店商売を続けて行くには、何故、そのような現象が発生するのか、原因を知って置く必要があります。

中心商店街や地域商店街がシャッター商店街となってしまって、小規模・中規模の商店が減少して行く現象が発生するのは、大量生産・大量流通・大量消費のマスマーケットが、1980年代の後半以降、縮小を続けて来たからだと、小生は考えています。

ようするに、マスマーケットの有り様が、大きく変化して来ているのだと思います。

 

マスマーケットの売れ筋商品だけをとの扱っているのが、零細商店や小規模・中規模の商店です。

そして、街の中心商店街や地域商店街は、そのような零細商店・小規模商店・中規模商店の集合体です。

郊外型の大規模ショッピングセンターや、郊外の幹線道路沿いに駐車場完備の大型店舗を構えるカテゴリーキラーは、売れ筋商品だけでは無くて、時々にしか売れない商品であっても豊富に品揃えしています。

 

零細商店・小規模商店・中規模商店の集合体が商店街で、その零細商店・小規模商店は完全に売れ筋商品だけで経営を維持していて、中規模商店であっても、売れ筋商品への依存度が相当に高くなっています。

一方、郊外の大規模ショッピングセンターやカテゴリーキラーの大型専門店は、売れ筋商品だけで経営を維持しているわけでは無くて、売れ筋商品以外の商品も相当量売れています。

前者は「パレートの法則」に完全依存している商売で、後者は、それにプラスして「ロングテール戦略」も採用した商売をしているのだと思います。

 

たとえば、街中の小規模・中規模の書店です。

街中の小規模・中規模の書店は、ベストセラー本や売れ筋の雑誌を中心に品揃えしています。

大型書店は、ベストセラー本や売れ筋の雑誌以外にも、種々雑多な本や雑誌を揃えています。

大型書店は、売れ筋の本や雑誌に依存するビジネスではなくて、ロングテールビジネスで稼いでいるのだと思っています。

本や雑誌の価格が決められている日本では有り得無い話ですが、もし、大型書店が、ベストセラー本や売れ筋の雑誌を目玉商品に使って割引販売を実施したとしたら、街中の小規模・中規模の書店からは、お客さんが消えてしまうかもしれません。

 

書店の世界では有り得無い話であっても、食品などの日常品、家具や文具などの一般的な商品を取り扱っているビジネスでは、そのような現象が発生しています。

売れ筋商品を目玉商品にして客寄せをする商売に、売れ筋商品だけで儲けようとしている商売が敗退したのが、零細商店・小規模商店・中小商店の減少・衰退やシャッター商店街登場の原因の一つだと思っています。

 

小生夫婦が二人だけで経営している零細生業のコーヒー豆自家焙煎店は、30数年前も今(2023年)も、変わらず零細生業商売を続けています。

その昔、廃業の危機に遭遇したこともありますが、それも今は昔の出来事です。

今後ともコーヒー豆自家焙煎店商売を経営して行くについては、小生夫婦の健康問題と年齢問題を除けば、商売そのものについては何の不安も持っていません。

その理由は、偶然にも、マスマーケットの売れ筋商品を取り扱わない、あるいは、マスマーケットの売れ筋商品に依存しない商売をしているからだと思っています。

 

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だから、零細生業パパママ店で生き残ってこれて、これからも零細生業ジジババ店として商売を続けて行けると考えているわけです。

書店の世界でも、インターネット書店やデジタルの本や雑誌の出現で、大型書店の収益構造が脅かされつつある時代ですから、零細生業パパ・ママ店や零細生業ジジババ店であっても、もしかしたら面白い商売を営める時代がやって来ているのかもしれません。

 

【参考】例えば、コーヒーの世界には、高級ブランドは存在していません。ちょっとだけ贅沢を売っているブランドは存在していますが。

www.ekawacoffee.xyz