明日の予定が建てられないのが零細生業ジジババ商売ですから、当然の事、マスマーケットに居場所はありません。
マスマーケット以外の場所で商売を続けるしか、他に方法がありません。
ということで、零細生業ジジババ商売のコーヒー豆自家焙煎店である「エカワ珈琲店」は、マスマーケットとは全く関係の無い場所で商売をしているつもりです。
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【目次】
さらばマスマーケット
和歌山市の小さなコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」は、71歳の店主と62歳の連れ合いが二人だけで典型的な零細生業ジジババ商売を営んでいるコーヒー豆自家焙煎店です。
マスマーケットで商売するという事は、平均的な消費者に平均的な商品・サービスを売る商売だと年老いた珈琲豆焙煎屋は理解しています。
ですから、マスマーケットに零細生業ジジババ店の居場所が存在しているはずがありません。これは、零細生業ジジババ商売だけの出来事では無いと思っています。
零細生業パパママ店にもマスマーケットでの居場所がほとんど存在していなくて、街中の中小規模の会社であっても、マスマーケットに居心地の良くない居場所を持っているだけで、マスマーケットでの心地よい居場所とは縁が無いというのが真実だと思っています。
そんなこんなで、零細生業ジジババ店である「エカワ珈琲店」は、完全にマスマーケットと無縁の商売をしているつもりです。
だから、「エカワ珈琲店」は生き残って元気に商売を続けていられるのだと自負しています。
【参考】商売には、3つのタイプの商売があると考えています。
マスマーケットでの商売は難しい
かつて、平均的な消費者に平均的な商品を売る商売、ようするにマスマーケットでの商売が、簡単に儲けられる商売だった時代がありました。
1960年代、1970年代、日本経済が急速に成長していた頃の話で、その頃の街中の商店街は大層繁盛していたのを記憶しています。
現在(2023年)、平均的な消費者に平均的な商品を売る商売ですが、大変難しい商売となっていて、小規模・零細商人向きの商売では無くなってしまっていると考えています。
地方の町の中心商店街や地域商店街がシャッター商店街化してしまっているのを見ると、そのことを実感することができます。
例えば100人のマスマーケット
ある会場に100人が集まっているとします。
会場に集まった100人の中で、ただぼんやりと時間を過ごしているのが小規模・零細生業店の商売だと思っています。
会場に集まった100人のために、会場の一角でクッキーやジュースやコーヒーをサービスしているのが、ほとんどの街中の中小企業の商売だと言えると思います。
一部の積極的な中小企業は、その会場の舞台に立って、集まった100人を巧みな話術を駆使して魅了することに力を注いでいます。
マスマーケットを100人が集まっている会場に例えると、零細生業ジジババ店や零細生業パパママ店、それに街中の中小企業のマスマーケットでの立ち位置は、そのような感じなのだと思っています。
しかし、その会場に集まっている100人全員が注目しているのは、お金を費やして派手なイベントを実施している大手・中堅企業です。
特定のお客さんに喜んでもらえる商売
一部の積極的な中小企業なら、何とかマスマーケットで生き残ることができるかもしれません。
でも、零細生業ジジババ店や零細生業パパママ店、それに街中の大半の中小企業が、マスマーケットで生き残るのは大変難しい時代になって来ていると思っています。
おそらく、小規模零細生業店や街中の大半の中小企業は、会場に集まった100人の中の1人か2人、多くて数人の人たちに興味を持ってもらう商売に切り替えて行く必要があると密かに考えています。
本当に興味を持ってくれる人たちだけに喜んでもらえる商売に徹して行くべきだと、年老いた珈琲豆焙煎屋は考えているわけです。
少量生産・少量消費(少量流通)
不特定多数の消費者(大衆)がターゲットのマスマーケットで、小規模・零細商店が規模の大きな企業と競争するのは無謀というよりも有り得ない出来事だと思います。
小規模・零細商店の理想的な商売は、特別な消費者に特別な商品を売る商売だと考えています。
ということで、大衆と表現される不特定多数の消費者向けの商売とは対照的な、少数特定の人たちに喜んでもらうことができる商売に興味が向き始めているエカワ珈琲店の今日この頃です。
現在(2023年)のエカワ珈琲店は、「煎り立て、新鮮、手作りの焙煎コーヒー豆」を求めている消費者に、「煎り立て、新鮮、手作りの焙煎コーヒー豆」を販売する商売に特化しているつもりです。
年老いた珈琲豆焙煎屋とその連れ合いの嗜好に合った自家焙煎コーヒー豆だけを、少量生産して少量販売する商売をしています。
【参考】エカワ珈琲店について知って頂くには、まず下のリンク先ページの記事をご覧ください。