70歳、年老いた珈琲豆焙煎屋の残日録

古希を迎えている年金だけでは食べて行けない高齢者が、高齢者の話題を発信しているニュースレターのつもりです

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零細生業商売の市場はシフトしている

年老いた珈琲豆焙煎屋は、夫婦2人だけで零細生業パパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売店を、もう彼是30年間以上営んでいます。

ですから、零細生業商売の市場が、コモディティー市場からコミュニティー市場へと、完全にシフトしてしまっているのを肌で感じています。

コモディティー市場には、もうどこにも零細生業商売の市場は存在していません。

おそらく、コモディティー市場は、零細生業パパママ商売を必要としていないのだと感じています。

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地域の食品市場の八百屋さん、お魚屋さん、お肉屋さん、果物屋さん、総菜屋さんは、近くに出店した食品スーパーに、その必要性を破壊されてしまって、地域の食品市場は衰退してしまいました。

地方の町の中心商店街は、郊外に出現したショッピングモールによって、その必要性を破壊されてしまって、シャッター商店街となっています。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで営んでいる自家焙煎コーヒー豆小売専門店の屋号は、エカワ珈琲店です。

そのエカワ珈琲店の零細生業商売、30年間の軌跡です。

2000年前後は、その頃、零細生業商売の基本と言われていた地域密着商売で、結構繁盛していました。

近隣のオフィスに自家焙煎コーヒー豆を配達していて、店舗にも大勢の地域のお客さんが自家焙煎コーヒー豆を買いに来てくれていました。

 

それが、大手中堅の珈琲会社が進出して来て、オフィス市場からも、地域密着市場からも、何年間かの年月をかけて徐々に追い出されてしまいました。

自家焙煎コーヒー豆という特別な商品を売っていたつもりでしたが、基本的に地域密着商売はコモディティー商品を扱う商売ですから、お客さんに違いを認識してもらえ無かったわけです。

 

地域市場で地域密着の商いをしていた八百屋さんも、お肉屋さんも、お魚屋さんも、コモディティー商品を取り扱っていたから、自分たちの市場を奪われてしまったのだと思います。

零細生業の商売人は、コモディティー商品の市場ではなくて、独特な商品・サービスを扱うコミュニティー市場(スペシャリティー市場)での商売を目指すべきだと、最近の年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。

 

コミュニティー市場で零細生業商売を支えてくれる(基礎的部分を構築してくれる)消費者は、独特な何かを求めている消費者、少しだけ独創性のある何かを求めている消費者、ようするに意識の高い消費者だと思います。

例えばエカワ珈琲店ですが、コモディティーコーヒー豆市場からスペシャリティーコーヒー豆市場に徐々にシフトできたから、何とか生き残ることが出来ています。

20年前、エカワ珈琲店で自家焙煎コーヒー豆を購入してくれるお客さんの大半は、「粉」で購入してくれました。

20年後の現在(2021年)、大半のお客さんは「豆の姿形のままで」購入してくれます。

 

そして、現在のエカワ珈琲店の商売を支えてくれているのは、コーヒーに興味を持っているお客さんと、自分好みのコーヒーを楽しもうとしているお客さんです。

もちろん、今年(2021年)の秋70歳になる年老いた珈琲豆焙煎屋も、新しいコーヒー文化を吸収する努力は続けていて、これを怠れば、コミュニティー市場の消費者に見放されてしまうだろうと考えています。

 

ても、零細生業の小規模商人が属する市場だけで、そのような現象が発生しているとは限りません。

旅行の際の交通機関の予約、宿泊施設の予約にインターネットを利用するようになって、旅行代理店の必要性が縮小してしまって、旅行業界の地形図は変わってしまいました。 

商業デザインやカメラマン、地域メディアの領域でも、同じような現象が発生しているのだと思います。

というように、様々な分野で市場のシフトが始まっているように感じられる今日この頃です。