10代の後半から20代の前半、今から思えば、これが青春時代だったのだと思います。小生(年老いた珈琲豆焙煎屋)には、半世紀前の時代です。
おそらく、青春時代とは、これからの人生を構築するための素晴らしい時間なのだと思います。
小生は、その青春時代を、ただ成り行き任せの時間として消費してしまったと、還暦を迎えた頃、後悔したのを覚えています。
その素晴らしい時間である青春時代にも、幾つかの落とし穴が存在しているのだと思います。
青春時代に成り行きまかせの時間を消費していた年老いた珈琲豆焙煎屋も、その人生の落とし穴に落ちてしまって、相当な時間を無駄にしてしまったと後悔している今日この頃です。
で、その幾つかの落とし穴の中から、ものすごく悔しい思いの残っている7つの落とし穴をリストアップしてみました。
自分自身の経験と重ね合わせて作成した、年老いた珈琲豆焙煎屋流「青春時代の落とし穴リスト」です。
(1)どうしても嫌な仕事からは、できるだけ速やかに
全ての職業には、見習い期間というものがあると思っています。
どのように頑張ったとしても、ある程度の経験を積んでいなければ、よほどの幸運でも作用しない限り普通は誰も認めてくれません。
その仕事を本当に楽しんで見習い期間を過ごしているのなら、続けるべきだと思うのですが、いやいや続けているのなら、うんざりしているのなら、その見習い経験が無駄になる可能性が高いわけですから、できるだけ速やかに仕事を変更する必要があるのかもしれません。
(2)誰かに雇われるだけが仕事とは限らない
日本ではそうでもないと思っているのですが、アメリカでは終身雇用や安定した雇用は非現実的なものになっているようです。
アメリカでは、誰もがフリーランスのようなものですから、若い時代の就職活動が人生を左右するということが少ないのかもしれません。
グローバル経済の時代ですから、そう遠くない将来、ここ日本でも、皆がフリーランス(経営者or自己雇用者)という時代がやって来るかもしれません。
就職活動よりも、職業経験や仕事体験、人生体験の多い少ないが重要視される時代がくる可能性が高いと考えています。
誰かに雇われることばかり考えていると、経営者としての思考方法よりも従業員としての思考方法が強くなってしまう可能性が高いわけですから、職業・仕事の選択肢が狭くなってしまうかもしれません。
(3)将来に備えるべきだと
公的な社会保障制度は時代環境によって常に変動するものですから、学校を卒業して就職して、定年まで働いてリタイアしたとしても、悠々自適の生活が待っているとは限らないと思っています。
ですから、若いときから、リタイア後の生活に備えて準備をしておく必要があると思います。
そうでなければ、年老いた珈琲豆焙煎屋のように、いつまでもいつまでも働き続けなければ生活が成り立たないという人生が待っている確率が高くなると思います。
(4)できれば結婚は人生で1回だけのほうが
年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦(どちらもバツイチ同士の再婚です)の経験から、結婚は人生で1回だけのほうが良いのだと思います。
離婚は簡単にできますが、離婚による人生のダメージが大きすぎます。ですから、結婚をそれほど急ぐ必要がないのかもしれません。
色々な面でのお互いの相性を確かめ合って、それにプラスして経済的なゆとりや人間関係の構築方法をある程度学んでから結婚しても遅くないと思います。
(5)必要なモノだけを・・・
私たちは小さな赤ちゃんだったときから、模範的な消費者になる訓練を受けています。
それほど必要で無いモノを購入して、そのそれほど必要で無いモノを保管しておくという習慣が常態化しているように感じられます。
この、それほど必要でないモノを購入して蓄えておくという習慣を、青春時代のある時期に修正することができれば、その後の人生においてプラスに作用するのは確かだと思います。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、その習慣を修正することができなかったので、古希3になっても、あまりお金と縁の無い生活をしています。
(6)売る能力を学習して取得する
ビジネスや芸術(職人としての仕事)で成功するには、アイデアや仕事の価値を消費者に認めてもらえる能力が必要になってきます。
商売でお金儲けをする唯一の方法は、商品・サービスを消費者に認めてもらって売りつくすことだと思っています。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、この売る能力に欠けていると反省しています。
しかし、この売る能力ですが、誰も教えてくれませんから、自分で学習して取得する必要があるようです。
(7)青春時代と旅の関係は
おそらく、ビジネス・商売に興味を持っている若い人たちなら、おそらく旅をした経験があると思います。
旅(それも、できるだけお金を使わない旅)は、自分自身が社会にどのくらい適合できているのかを正確に理解するための最高の方法だと思います。
もし、財政的に余裕があるのなら、青春時代にはできるだけ旅をして、色々な社会体験を蓄積するのが賢明だと思います。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、青春時代に旅をした記憶がほとんどありません。(大学時代に1回だけ友人と旅をした記憶があるだけです)
旅をするのが好きな人なら2年~3年で手に入れる体験を、ほとんど旅と縁の無かった年老いた珈琲豆焙煎屋は10年以上の年月を費やさなければ手に入らなかったわけですから・・・。