エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)販売価格ですが、2025年3月3日(月曜日)から、100gあたり50円値上げさせて頂くことにしました。
エカワ珈琲店は、出来るだけ品質が良いと感じられるコーヒー生豆を仕入れて、焙煎容量(バッチサイズ)5kgの小型業務用コーヒー豆焙煎機を駆使して、手作業で丁寧に時間を費やしてコーヒー豆を自家焙煎しています。
そして、店舗と通信販売で、煎りたて新鮮な自家焙煎コーヒー豆をコーヒー消費者に直売しています。
エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆は焙煎職人の手作りで少量生産少量販売、それに加えて流通経路が短い(鮮度が良い)わけですから、その品質には自信を持っていて、エカワ珈琲店が自家焙煎したコーヒー豆をクラフトコーヒーと呼んでいます。
エカワ珈琲店の商売は、家内制手工業の商売です。
エカワ珈琲店は、73歳の爺さんがほぼ一人だけで商売を切り回している零細生業ジジババ店の自家焙煎コーヒー豆小売店です。
自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)を含めて焙煎コーヒー豆の原料は、コーヒー生豆です。
2024年、ニューヨーク商品取引市場で取引されているタイプの一般的なコーヒー生豆価格は高騰しましたが、その高騰の流れが2025年になっても続いています。
エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)の原料は、スペシャルティーコーヒーと呼ばれていて、一般的なコーヒー生豆よりも品質が優れているとされているコーヒー生豆です。
当然の事ですが、一般的なコーヒー生豆価格が高騰すれば、もともとそれよりも高かったスペシャルティーコーヒー生豆価格も高騰します。
コーヒー生豆価格の上昇は何年も前から続いていて、特に、2020年代に入ってからは価格の上昇スピードが速くなって来ています。
エカワ珈琲店は家内制手工業の自家焙煎コーヒー豆小売店ですから、価格に対する柔軟性を持っていません。
原料の仕入れ価格が上昇すれば、その分を販売価格に転嫁して値上げしなければ商売を続ける事が出来なくなってしまいます。
大型大容量のコーヒー豆焙煎機で製造する大量生産・大量販売で流通経路の長い(マスマーケットで販売する)焙煎コーヒー豆(レギュラーコーヒー)と比べれば、エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆は割高です。
大量生産・大量流通の焙煎コーヒー豆(レギュラーコーヒー)と、手作り少量生産で流通経路の短い(コーヒー消費者に直売していて鮮度の良い)自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)は、全く異なっている(冷凍食品と生鮮食品くらいの違いがある)コーヒー商品だと思っています。
エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆は、コーヒー豆自家焙煎経験30数年、自家焙煎コーヒー豆小売商売経験30数年の73歳の爺さん(コーヒー職人)が、手作りで丁寧に時間を費やして作り上げています。
それだけでも、エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)を購入して頂くメリットがあると思っています。
商品市場の取引価格を基準にして販売価格を決定している一般的なコーヒー生豆と違って、輸入商社が生産地の農家と契約して購入するスペシャルティーコーヒー生豆は、コーヒー生豆相場変動の影響を受ける時期が少しズレています。
エカワ珈琲店が今まで原料に使って来たスペシャルティーコーヒー生豆価格は、去年に輸入商社が生産地の農家から購入した価格を基礎にしているので、2024年のコーヒー生豆価格の高騰は反映されていません。
反映されるのは、これから(2025年3月以降)仕入れるスペシャルティーコーヒー生豆価格という事になります。
おそらく、2024年の価格よりも数十パーセント上昇するだろうと思っています。
2025年1月の時点で、エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)の原価率は50%です。
30数年のコーヒー豆自家焙煎店商売経験から、自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)は、少量生産・少量販売で家内制手工業の製品ですから、原価率が高くても35パーセントくらいが限度だと思っています。
今(2025年2月末)の生豆仕入れ価格で、エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)の原価率を35パーセントにするには、100gあたり150円くらいの値上げが必要です。
しかし、今のエカワ珈琲店は、年寄りの爺さんがほぼ一人で商売を切り回していて、営業状況が不安定で自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)の供給にも不安を持っています。
そんな有様なので、100gあたり150円の値上げに踏み切るのはもちろんの事、100gあたり100円の値上げに踏み切る勇気もありません。
100gあたり50円という「ささやかな値上げ」が、今のところ精一杯です。
コーヒー生豆価格の高騰がこれからも続くのだとしたら、「ささやかな値上げ」の繰り返しで対応して行くしか無いと思っています。
2025年3月3日以降のエカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆(クラフトコーヒー)店頭販売価格は、下のリンク先ページ(エカワ珈琲店のホームページ内)で確認して頂けます。
自家焙煎コーヒー豆の通信販売価格については、3月中に順次値上げさせて頂くつもりです。(下のリンク先サイトで確認して頂けます)
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