古希3ブログ

エカワ珈琲店とその周辺の出来事、エカワ珈琲店オーナーの思い付き、などなどの記事をエントリーしています。

エカワ珈琲店の働き方改革、健康第一!隠居仕事でコーヒー豆自家焙煎店の新たなスタート

【2024年の店舗営業案内】

 

2024年3月から、上の【2024年の店舗営業案内】の体制で、コーヒー豆自家焙煎店の仕事を営んでいます。

1年何か月かぶりに、1か月以上も予期せぬ出来事が発生する事無く、「店舗営業案内」の体制で営業を続ける事が出来ました。

3月の前半は、日商1万円未満の営業日がほとんどで、時々、日商1万円を超える日がある程度の売上でした。

 

後半になると、3日に一度くらいは日商1万円を突破するようになって、一日だけでしたが日商2万円を突破する日もありました。

4月になってからの半月(4月前半)、日商1万円を割るのが3日に1日くらいとなって、日商2万円を超えた日が2日ありました。

日商3万円を超えた日は、3月の前半と後半も4月の前半も、一度もありません。

 

壊滅状態に陥っている自家焙煎コーヒー豆の通信販売が持ち直してくれたなら、日商3万円を超える日が多くなると想像しています。

楽観的かもしれませんが、このまま予期せぬ出来事が発生する事なく、「店舗営業案内」の体制で営業を続ける事ができるなら、自家焙煎コーヒー豆の月間販売量が100kgで月商50数万円という数字は、隠居仕事のコーヒー豆自家焙煎店でも、簡単に達成できる数字だと思っています。

ちなみに、その数字は、3月の2.5倍、自家焙煎コーヒー豆を販売すれば達成出来ます。(4月から、100g当たり平均50円値上げしているので)

 

去年(2023年)は、ほぼ1年間、臨時休業や臨時の営業時間短縮を繰り返していて、「定休日や営業時間」を約束する事が出来ない状況でコーヒー豆自家焙煎店の営業を続けていました。

連れ合い(妻)の健康状態が芳しくなくて、店主の小生(年老いた珈琲豆焙煎屋)も高齢ですから、「コーヒー豆自家焙煎店商売」を続けられるような環境では無くなっていました。

去年(2023年)の夏頃には、しばらくの間、長期休業するしか無いと考えるようになっていました。

 

自家焙煎コーヒー豆の通信販売を放棄して、雑賀屋町の店舗だけで、小遣い稼ぎ・アルバイト感覚で、「不定期休、不定期営業」でコーヒー豆自家焙煎店の営業を続けて行けたら、何んとか食べて行けるだろうと考えていました。

その様に考えていたので、「自家焙煎コーヒー豆の通信販売」に関しては、品切れ・遅配を繰り返す有様でした。

自然とお客さんの足が遠のいて行って、去年(2023年)の11月頃には、ほぼ壊滅状態になっていました。

今(2024年4月)も、その壊滅状態が続いています。

 

コーヒー豆自家焙煎店は、製造小売業です。

古希を超えている高齢者が、連れ合いの病院・医院通いに付き合いながら、たった一人で営業を続けることの出来る商売ではありません。

去年(2023年)の9月頃は、半年間くらい長期休業をして、翌年(2024年)の春くらいから、小遣い稼ぎ・アルバイト感覚でコーヒー豆自家焙煎店の営業を再開出来たらと考えるようになっていました。

店舗は「不定期休・不定期営業」で、通信販売からは完全に撤退するという体制で再開出来たらと考えていました。

 

そんな事を考えながら、9月が過ぎて、10月が過ぎて、11月が過ぎて行きました。

12月になると、「長期休業」など、考える必要が無くなっていました。

自家焙煎コーヒー豆の通信販売は壊滅状態になっていましたが、臨時休業や臨時の営業時間短縮を繰り返している店でも、エカワ珈琲店のホームページgoogleマイビジネスで営業の有無を確認してお客さんが来店してくれるようになっていました。

「不定期休・不定期営業」のコーヒー豆自家焙煎店ですが、コーヒー愛好家の外国人観光客も、時々、来店してくれます。

 

予期せぬ出来事が発生しなかった12月は、久しぶりに自家焙煎コーヒー豆月間販売量100kg、売上50万円を突破しています。

それを、年老いた珈琲豆焙煎屋が一人で焙煎して、店舗販売も、少しだけ連れ合いに手助けしてもらう程度で達成することが出来ました。

「不定期休・不定期営業」で小遣い稼ぎ的な営業を3か月以上も続けていたので、そのような営業体制でも不満が無いお客さんだけが来店してくれるようになっていたようです。

 

「長期休業」というケジメが無くても、「不定期休業、営業時間は不定期」の「小遣い稼ぎの営業」でも、それなりの営業日数と営業時間を確保できれば、それなりの売上を確保できると思えるようになったのは、12月の終わり頃です。

そんなこんなで、2024年からは、コーヒー豆自家焙煎店を「商売」では無くて「隠居仕事(小遣い稼ぎ・アルバイト)」として営業して行くことにしました。

コーヒー豆自家焙煎店の仕事が出来る時にだけ働いて、予期せぬ出来事発生などで仕事が出来ない時は気楽に短期休業するという働き方をする事にしたわけです。

 

「生業商売」と「隠居仕事」の違いはと問われると、コーヒー豆自家焙煎店の営業に対する心構えの変化だと答えます。

『エカワ珈琲店』を「商売」だと考えて営業すれば、製造サービス業ですから、「お客さんの希望」を優先しなければ成り立ちません。

リタイアした年寄りの「小遣い稼ぎ・アルバイト(隠居仕事)」と考えているなら、「製造」だけに徹して「サービス業」の部分を省略しても何の問題もありません。

 

「生業商売」では、「勝手気ままなのが、お客さん」だと考えて営業していました。

「隠居仕事」では、「勝手気ままなのが、コーヒー豆の焙煎人」だと思ってコーヒー豆自家焙煎店の営業をして行こうと思っています。

自分たちの体力・気力・健康状態に合わせて、営業したり休業したりしながら、コーヒー豆自家焙煎店の仕事を続けて行こうと考えています。

www.ekawacoffee.xyz

 

心構えを、「生業商売」から「隠居仕事」に変更したところで、コーヒー豆自家焙煎店ブームの真っただ中で仕事をしているわけですから、売上や利益にそれほど影響が出るとは思えません。

何と言っても、エカワ珈琲店と年老いた珈琲豆焙煎屋は、30数年の間に積み重ねて来た「コーヒーに関する知識・技術・経験、それと洞察力」を持っています。

これを上手く活用すれば、「小遣い稼ぎの隠居仕事」で十分に稼ぎ続ける事が出来ると、密かに思っている今日この頃です。