大規模ビジネスでも、中規模ビジネスでも、小さなビジネスでも、零細生業ビジネスでも、それが商売として成り立つ要件は幸せの届け先を確立して置くことに尽きると、零細生業パパママ商売30年の経験を持つ年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。
「素晴らしい顧客サービス=幸せの届け先を決めて置くこと」だと、最近は考えています。
零細生業パパママ商売の場合、幸せのお届け先を決めずに、ただ我武者羅に商品・サービスを売ろうと頑張っても、貧乏暇なしでお金に不自由する暮らしが待っているだけだと考えています。
ということで、その幸せの届け先です。
ビジネスに色々なタイプのビジネススタイルがあるわけですから、幸せの届け先にも色々なタイプがあります。
【目次】
- 猿田彦珈琲の幸せのお届け先
- ナイキの幸せのお届け先
- 靴のザッポスの幸せのお届け先
- 本の出版社の幸せのお届け先
- 大手・中堅食品会社の幸せの届け先
- 焙煎コーヒー豆業務卸会社の幸せの届け先
- そこで、我がエカワ珈琲店も
猿田彦珈琲の幸せのお届け先
2010年代に創業して急成長した、「たった1杯で幸せになれるコーヒー」で知られている猿田彦珈琲は、自分たちの喫茶店舗で1杯のコーヒーを楽しんでくれるお客さんに幸せを届けているのだと思います。
ナイキの幸せのお届け先
スポーツシューズの有名ブランド「ナイキ」は、ナイキ製の靴を買ってくれるお客さんやナイキの靴を販売している小売店には、全く興味を持っていないようです。
ナイキは、有名アスリートに幸せを届けることに集中している会社です。
そして、ナイキの靴を購入する消費者は、有名アスリートが履いているナイキ製の靴を購入することで幸せを感じているのだと思います。
靴のザッポスの幸せのお届け先
アメリカで靴をオンラインで売っているザッポスは、古典的な顧客サービスを実施している会社だと言われています。
どのような顧客サービスかと言うと、ザッポスで働く人たちが幸せになることで、靴を購入してくれるお客さんに幸せを届けるという古典的な顧客サービスです。
本の出版社の幸せのお届け先
本を出版社は、自分たちの出版社が出版する本を買ってくれるお客さんには、ほとんど興味を持っていないのだと思います。
本の出版社が幸せを届ける対象は、その出版社から本を出版する作家や漫画家やその他アーチストの人たちと、出版した本を推奨してくれるインフルエンサーだと思います。
そして、作家や漫画家やその他アーチストの人たちが作り出す素晴らしい作品が、本を購入した人を幸せにしてくれます。
大手・中堅食品会社の幸せの届け先
大手・中堅食品会社のお得意様は、流通小売事業者です。
大手・中堅食品会社が幸せを届ける対象は、自分たちの商品を小売販売してくれている流通小売事業者だと思います。
例えば、セブンイレブンがその商品を仕入れて幸せを感じれば、その商品を納品している大手・中堅食品会社も幸せを感じることができます。
焙煎コーヒー豆業務卸会社の幸せの届け先
ロースターと呼ばれる喫茶店・カフェ・レストランに焙煎コーヒー豆を納入している焙煎コーヒー豆業務卸事業者のお得意様は、街中の喫茶店・カフェ・レストランです。
焙煎コーヒー豆業務卸会社(ロースター)の幸せの届け先は、街中の喫茶店・カフェ・レストランです。
街中の喫茶店・カフェ・レストランのオーナーが幸せならば、焙煎コーヒー豆業務卸会社(ロースター)も幸せを感じることができます。
そこで、我がエカワ珈琲店も
年老いた珈琲豆焙煎屋は、零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店を30年営んできましたが、やっと最近になって、幸せの届け先を確立する重要さに気が付きました。
そのエカワ珈琲店の幸せの届け先は誰かと言うと、「年老いた珈琲豆焙煎屋とその連れ合い(妻)」が適していると思っています。
自分たちが満足できる自家焙煎コーヒー豆を焙煎できて、その自家焙煎コーヒー豆を自分たちが満足感を覚えられる方法で顧客に販売する商売が出来れば、年老いた珈琲豆焙煎屋は幸せを感じることができます。
そして、エカワ珈琲店は、そのようなコーヒー豆自家焙煎店商売を営んでいるつもりです。
エカワ珈琲店は、年老いた珈琲豆焙煎屋とその連れ合いが「今は幸せ」だと感じることを目的とした商売をしています。