数年くらい前から、ここ和歌山市でもコーヒーの静かなブームが始まっていて、巷のコーヒー豆自家焙煎店にコーヒー消費者の注目が集まっています。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、60歳代の半ば頃、夫婦二人だけで切り回していた零細生業パパママ店規模のコーヒー豆自家焙煎店商売が、突発的な出来事に遭遇して約2年間まともに営業できなくなってしまって、開店休業状態になった事があります。
高齢者が営んでいる零細生業商売の場合、過去の遺産に依存する商売をしている事が多いので、年齢を重ねるに従って商売が萎んで行きます。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、今年の秋には71歳になります。
60歳代の半ばに、まともに商売が出来なくなってしまって約2年間開店休業状態を続けていたわけですから、普通の零細生業商売なら万事休すです。
それが、静かなコーヒーブームに助けられたのだと思います。
10年前とは、お客さんの顔ぶれが大幅に入れ替わっています。
その静かなコーヒーブームですが、まだまだ静かに拡大を続けています。
この拡大傾向にある静かなコーヒーブームの影響からか、若い人たちの間でコーヒー豆自家焙煎店商売が人気になっていて、小型のドラム式業務用コーヒー豆焙煎機は注文してから導入まで半年以上待つのが当たり前になっているとのことです。
年老いた珈琲豆焙煎屋とその連れ合いが2人だけで営んでいるコーヒー豆自家焙煎店の屋号は、「エカワ珈琲店」と言います。
30年前のエカワ珈琲店は、喫茶店から商売替えして自家焙煎コーヒー豆小売専門店を始めたわけですが、現在のコーヒー豆自家焙煎店は、喫茶店併設型(ロースタリーカフェと呼んでいる)がほとんどです。
しかし、コーヒー豆自家焙煎店商売の本質は、30年前とほとんど変化していないように思われます。
もちろん、コーヒー豆自家焙煎の基本理論も、30年前とほとんど変化していません。
1年半前、予備のコーヒー豆焙煎機として最大で1kgのコーヒー豆を焙煎できる小型ドラム式コーヒー豆焙煎機を購入したのですが、基本的な構造は30年前に購入した小型コーヒー豆焙煎機とそれほど変わっていません。
もちろん、細かい部分では新しい機能が追加されていますが。
コーヒー豆自家焙煎店商売のマーケテイングも、基本的な部分はそれほど変っていないような気がします。
コーヒー豆自家焙煎店商売ですが、30年前のマーケティングはチラシ広告主体でしたが、今はオンラインを活用するマーケティングに変わっています。
30年前の自家焙煎コーヒー豆は、配達販売と店舗での小売販売で売っていました。
今は、配達と店舗にプラスしてオンラインでも、自家焙煎コーヒー豆を売ることができます。
そして、コーヒー豆自家焙煎商売の静かなブームは上昇傾向にあって、当分は下火になることは無いと感じています。(珈琲商売に30年従事している者の勘なのですが)
年老いた珈琲豆焙煎屋は70歳を超えていますが、年金だけでは食べて行けないので、それに珈琲と珈琲商売が好きなので、夫婦2人だけで零細生業パパママ規模の小さなコーヒー豆自家焙煎店を営んでいます。
コーヒー豆自家焙煎店商売を30年営んで来て、今がこれまでで一番、この商売を面白いと感じています。
今回の静かなコーヒー豆自家焙煎店ブーム程度の状況なら、70歳を超えている年老いた珈琲豆焙煎屋と60歳を超えているその連れ合いでも、若い人たちや現役世代の人たちの商売に十分について行けます。