20年前、50歳前後の頃、結構忙しく働いていました。10年前、還暦を迎えた頃、まあまあ忙しく働いていました。
70歳の誕生日を迎える2021年9月、あまり忙しくなくて、適当に働いています。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、人口30数万人の地方都市・和歌山市で、夫婦2人だけで小さなコーヒー豆自家焙煎店を営んでいます。
20年前も、10年前も、2021年の現在も、零細生業パパママ店で他の誰かに仕事を手伝ってもらうということは皆無です。
20年前は、もう少し事業規模を大きくしたいという野望も少しは持っていました。
10年前は、もう少し儲けたいと思っていましたが、事業規模拡大という野望は、もうどこかに飛んで行っていました。
2021年の現在、零細生業パパママ店のままで楽しく珈琲商売を続けることができれば、それが一番だと思っています。
2021年の現在と10年前の2001年の中間、10年前の2011年12月23日に、コーヒー豆自家焙煎商売の日常風景を日記風に綴った記事「結構忙しく働いています」をエントリーしました。
下の『結構忙しく働いています。」(2011年12月23日)は、その記事の再掲載です。
結構忙しく働いています。
ここ10日間、結構、忙しく働いています。
今日は一休みだったのですが、昨日まで、火曜日・水曜日・木曜日と、3日間連続で毎日20kg以上の自家焙煎コーヒー豆を販売しました。
ということで、在庫の自家焙煎コーヒー豆ですが、ほぼ空っぽになっています。でも、コーヒー豆を焙煎することも無く、今日1日、だらだらと過ごしました。
エカワ珈琲店ですが、焙煎したコーヒー豆を全て、手作業にて点検(ハンドピック)して、悪いコーヒー豆を取り除いています。
そして、取り除いた悪いコーヒー豆は古くなって(焙煎日から1か月くらい経過して)売り物にならない自家焙煎コーヒー豆と混ぜ合わせると脱臭剤・芳香剤に利用できますから、自家焙煎コーヒー豆を購入してくれたお客様にサービスさせていただいています。
この作業ですが、還暦を迎えたおじさんには、結構、疲れます。
ということで、今日は身体を休めることにした次第です。
明日は、もちろん、朝からコーヒー豆の焙煎作業に従事するつもりです。
10年とちょっと前くらいまでは、毎日20kgのコーヒー豆を販売するのは当たり前だったのですが、最近は、その半分以下の販売量になっています。
忙しく働くのに慣れていないので、久しぶりに忙しく働くと、私たちの身体もビックリしてしまうみたいです。
来年は、私たちの身体に、もう少し、忙しく働くのに慣れてもらうつもりでいます。
それから10年の後
それから10年が経過して、2021年の秋になっています。
年老いた珈琲豆焙煎屋は70歳、その連れ合いは61歳と、2人とも高齢になっていますが、10年前・20年前と同じように夫婦2人だけで零細生業商売のコーヒー豆自家焙煎店を営んでいます。
趣味が珈琲、特技が珈琲で、珈琲の仕事が好きですから、それに、働いて稼ぎ続けなければ年金だけでは食べて行けません。
でも、年金収入があるので、珈琲商売の収入だけを当てにして暮らす必要は無くなっています。
働ける限り、仕事が続けられる限り珈琲商売に従事するつもりですが、20年前のように我武者羅に働くのは論外で、10年前のように働くのも身体がついて来てくれません。65歳を過ぎた頃から、お医者さんの厄介になることが増えています。
今のように、適当に働きながら、珈琲商売を楽しみながら、これからの人生を過ごす事ができれば幸せだと考えている今日この頃です。