以前、このページに掲載していた記事は、下のリンク先ページに移転しています。
年老いた珈琲豆焙煎屋が初めて石井淳三さんの著作に触れたのは、2000年代の中頃、零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店商売が廃業寸前になっていて、本人も破産寸前の状態になっている時でした。
商売が上手く行かず頭が真っ白になっていた時、たまたま和歌山市内の書店で「何か商売のヒントが載っていないか」と手に取って購入した本が、石井淳蔵さんの著作、岩波現代文庫版の「マーケティングの神話」でした。
「マーケティングの神話」は、1日で一気読みできる代物ではありません。
マーケティングの学術書ですから、意味不明の部分も多くて、1週間ほどかけて全てを読み終えました。
今も昔も零細生業パパママ経営のエカワ珈琲店(年老いた珈琲豆焙煎屋が店主で70歳)が、零細生業パパママ商売のままで商売を続けられているのも、石井淳三さんの「マーケティングの神話」に出会ったからだと思っています。
年老いた珈琲豆焙煎屋は連れ合いと2人だけで、零細生業パパママ商売のコーヒー豆自家焙煎店を営んでいます。
年老いた珈琲豆焙煎屋が棲息しているコーヒーの世界では、今(令和4年)、ブランド商売が花盛りで、消費者がコーヒーをブランドで選択する時代になっています。
年老いた珈琲豆焙煎屋にとって、この本はマーケティングの入門書です。
石井淳三さんの著作を何冊か読んでから、たまたまアマゾンでこの本を見つけて購入した本です。
石井淳三さんの新書版の著作は全部そうなのですが、大変わかりやすくマーケティングを説明してくれていて、文章も読みやすくて、表現もわかりやすいマーケティングの教科書です。
ヤマトの宅配ビジネス、その始まりの端緒は、創業二代目社長のニューヨーク旅行だったという話が、何となく印象に残っています。
ネスカフェのキットカットの話も、この本に掲載されていたと記憶しています。
上記の4冊は、年老いた珈琲豆焙煎屋は蔵書していますが、令和4年の今は絶版になっているようです。でも、キンドル版が存在しています。
次の2作品も蔵書していますが、残念ながら令和4年7月の時点でキンドル版は存在していません。
- 営業をマネジメントする(岩波現代文庫)
- 商人家族と市場社会―もうひとつの消費社会論(有斐閣)