エカワ珈琲店の出来事and手帳

年老いた珈琲豆焙煎屋の日常と仕事の出来事、それと備忘録・雑記帳。

おひとり様外食事情、2007年アメリカでの調査レポートから

2007年に発表された調査データですから、も10数年前のデータです。

それも、日本に住む人たちをターゲットとする調査データでは無くて、リーマンショック前のアメリカ合衆国に住む人たちをターゲットとする調査データです。

アメリカ合衆国の消費者と日本の消費者の間で、今(2024年)ほど収入格差が存在しなかった頃の調査データです。

 

どのような調査データかと言うと、アメリカ合衆国に住む人たちが一人で食事をする時に利用する飲食店舗について調査したデータです。

2010年頃、インターネット内で見つけた調査資料ですが、調査会社や詳しい調査内容は記録保存していなかったので不明です。

面白い内容の調査データだと思ったので、簡単なメモ書きを非公開のブログ記事として残していました。

 

おひとり様外食事情・アメリカ編

アメリカ合衆国の人たちが1人で食事をするときに利用する飲食店舗は、老いも若きも真ん中の世代も、全世代平均で50数%の人たちが、個人経営の飲食店舗を利用しているようです。

若い人たちの3人に1人(30パーセント)は主に大手外食チェーン店を利用していますが、若い人たち全体の半分(50パーセント)は個人経営の外食店舗を主に利用しています。

残りの20パーセントの若い人たちは、主に中小チェーンの外食店舗を利用しているようです。

中高年齢層はというと、58%の人たちが個人経営の飲食店舗を利用しています。

大手外食チェーンの店舗を利用するのが25%、中小の外食チェーン店舗を利用しているのが17%となっています。

全利用者の平均では、個人経営の飲食店舗を利用している人たちが54%で、大手外食チェーンの店舗を利用している人たちが25%、中小の外食チェーン店舗を利用している人たちが17%となっています。

 

日本経済がものすごく元気だった20世紀中頃から後半にかけては、日本の個人経営の飲食店舗も元気だったのを記憶しています。

21世紀になって、日本中がデフレ経済の暗雲に覆われてしまって、外食店チェーンが台頭して来て、個人経営の飲食店舗は衰退して行きます。

今(2024年)も生き残っている個人経営の飲食店舗は、外食店チェーンが持っていない何かを持っている店ばかりですから、結構、繁盛している店ばかりです。

 

2007年のアメリカ合衆国での調査ですから、少し古いデータなのかもしれません。

しかし、今(2024年)のアメリカ合衆国で、同じ内容の調査をしても、調査結果は似たり寄ったりになるような気がします。

リーマンショックを経験した後、アメリカ経済は急回復して成長を続けて来て居るわけですから。

 

日本はと言うと、30年近くに及ぶデフレ経済のとばっちりを受けて、自営業者に20世紀の頃のような元気がありません。

もちろん、個人経営の飲食店舗も、20世紀の頃のような元気は無くなっていて、店舗数も減少しています。 

 

「おひとり様」は、個人経営の飲食店での外食経験が好きなのだと思います。

年老いた珈琲豆焙煎屋(エカワ珈琲店の店主)、2024年1月に10日間、2月に2週間、連れ合いが入院してしまって、その間、何度も「おひとり様」での外食を経験しましたが、その場所は、全て個人経営の飲食店舗でした。