70歳、年老いた珈琲豆焙煎屋の残日録

古希を迎えている年金だけでは食べて行けない高齢者が、高齢者の話題を発信しているニュースレターのつもりです

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零細生業商売は、興味を持てて楽しくて気持ち良く仕事ができなければ

年老いた珈琲豆焙煎屋は、その昔、大きな組織で約14年間働いていました。

2011年の秋、60歳になって、大きな組織で働いていた頃の年金を、僅かなのですが給付してもらえるようになって、それが年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいるエカワ珈琲店の財政を少しだけ楽にしてくれるようになりました。

僅かな年金給付を契機として、薄利多売・体力勝負の「人の倍働いて何とか食べて行く」という商売にサヨウナラを決断できました。(完全なサヨウナラでは無かったわけですが)

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大きな組織で働いていた頃、与えられていた仕事の権限はほんの少しでしたが、独立して自営業者になってからは、商売の何もかもが自分の仕事となっています。

独立自営の個人事業者は、規模の大きな事業者とは、全く異なったすごい力を持っているとセスゴーデンさんが、彼のブログ記事の中でで語っていたのを記憶しています。(いつの、どの記事だったかは忘れたのですが)

独立自営の個人事業者は、戦略的な仕事、計画的な仕事、利益の大きい仕事を求めるのではなくて、興味深くて、楽しくて、気持ちの良い仕事を求めることができると語っていたと記憶しています。

 

ちなみに、年老いた珈琲豆焙煎屋は、50代の初めころから、そのようなタイプの仕事をしているつもりです。

自営の個人事業者だから、こじんまりとしたビジネスを営んでいるとは限らない時代になっています。

オンラインを利用すれば、独立自営の個人事業者でも、相当に大きなビジネスを低コストで営むことも可能な時代になっているような気がします。

 

例えば、従来型の書籍出版ビジネスでは、本を出版する出版社の取り分、本を配本する取次会社の取り分、本を販売する書店の取り分、本の著者の取り分があって、本を出版するという仕事に大勢の人がかかわっていて、相当な資本を必要だったと思います。

それが、著者自身が電子書籍のシステムを活用すれば、中間的な仕事の部分が消滅するので、著者の取り分は大幅に増加します。

 

誰かが開拓した市場の果実の分け前に授かる商売ですが、市場は縮小していて、小規模零細事業者がその市場で生きて行くのは難しくなっています。

従来型の小規模零細商売の衰退が、そのことを物語っています。小規模零細の商売人は、自分で開拓した市場で商売を営むべきなのかもしれません。

 

大きな経済と小さな経済は、全く別の経済圏を構成しているのかもしれません。

そして、大きな経済は飽和状態になっていて、人口減少と人口構成の高齢化が進行している日本では、縮小傾向にあるのかもしれません。

でも、小さな経済の領域は、まだまだ開発途上の領域だと思います。

 

たとえば、街中の個人経営の飲食店ですが、常連のお客様を約200人も確保できれば食べて行けます。(個人経営のコーヒー豆自家焙煎店も、そうです。)

しかし、大企業や中企業が営むチェーン飲食店の場合、常連のお客様約200人だけでは商売が成り立ちません。

 

洞察力を駆使してスモールビジネスで成功して、その規模を拡大しようとすれば、少人数だから維持できているビジネスレベルを、誰もができるだけ簡単に働けるビジネスレベルにまでレベルダウンする必要があると思います。

スモールビジネスの経営者は、スモールビジネス時代の職人的な情熱やエネルギーをレベルダウンさせなければ、その事業規模を拡大することが難しいのだと思います。

 

規格化・標準化された仕事をするのが大企業や中堅企業で、ユニークな職人的な仕事ができるのはスモールビジネスなのかもしれません。

大企業や中堅企業が「雪そのもの」だとしたら、スモールビジネス(中小零細企業)は「雪の結晶」なのかもしれません。

そして、「雪の結晶」が存在しなければ、「雪」は存在できません。