古希3ブログ

エカワ珈琲店とその周辺の出来事、エカワ珈琲店オーナーの思い付き、などなどの記事をエントリーしています。

新型コロナ感染予防対策を契機にして、インストアショッピングからダークストアショッピングに移行して行くつもりです

年老いた夫婦2人だけで切り回している零細小規模な自家焙煎コーヒー豆小売専門店、昭和の時代にタイムスリップしたような店舗・工房兼住宅の軒先商売を営んでいる、それがエカワ珈琲店です。

昔ながらの軒先店舗ですから、お客様が2人も店内に滞在すれば、人と人の接触距離が短くなってしまいます。(理想的な社会的距離から遠ざかってしまいます。)

ということで、先月(2020年4月)から、自家焙煎コーヒー豆の店内販売(店舗小売)は中止して、事前に電話予約注文を頂戴しているお客様限定で、店舗の外にて商品(自家焙煎コーヒー豆)をお引渡しするという販売方法を採用しています。

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何故、そのような商売をしているのかと言うと、それには、新型コロナウィルスに対する2つの恐怖心が起因しています。

エカワ珈琲店は夫婦2人だけで営んでいる零細な自家焙煎コーヒー豆小売専門店ですから、夫婦どちらか、あるいは両方が、新型コロナウィルスに感染すれば商売が成り立たなくなってしまいます。私たち夫婦の年齢を考えれば、無事完治して1か月か2か月後に商売を再開したとしても、自家焙煎コーヒー豆小売商売を軌道に乗せるのは至難の技だろうと考えています。それが、1つ目の新型コロナウィルスに対する私たち夫婦の恐怖心です。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦ですが、妻は基礎疾患を持っていて、毎月2回、半日を費やして自転車で数分の場所に立地する総合病院で診察を受けています。基礎疾患を持っているわけですから、新型コロナウィルスに感染すれば重症化する恐れがあるわけです。

夫である年老いた珈琲豆焙煎屋も、今年の秋に69回目の誕生日を迎える高齢者ですから、感染すると重症化するリスクが高いわけです。それが、2つ目の新型コロナウィルスに対する私たち夫婦の恐怖心です。

今年の2月~3月中頃までは1つ目の恐怖心が強かったわけですが、3月後半になって新型コロナウィルス感染者数が急増してくると、2つ目の恐怖心の方が強くなって来て、緊急事態宣言が発令された頃になると、恐怖心の大半を2つ目の恐怖心が占めるようになっていました。

 

そこで思いついたのが、軒先店舗内での自家焙煎コーヒー豆販売は取りやめる(休業する)ことにして、事前に注文予約電話を頂いたお客様限定で、店舗の外で商品(自家焙煎コーヒー豆)を引き渡すという販売方法です。

注文予約電話による店舗外での自家焙煎コーヒー豆販売の営業時間は、午前9時~午後3時とさせて頂くことにしました。

4月の中頃から実施しているのですが、当然のことですが、売上は落ち込んでいます。しかし、精神的・体力的な負担はものすごく減少しています。おそらく、インストアショッピングとは異なったたタイプのダークストアショッピングという商品販売方法が、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦の生活様式にマッチングしているのだと思います。

 

ということで、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦の営むエカワ珈琲店は、新型コロナ感染予防対策を契機として、ダークストアと通信販売(andデリバリー販売)で自家焙煎コーヒー豆を販売する商売(業態)に移行して行こうと考えている今日この頃です。

www.ekawacoffee.work

 

参考までにですが、ダークストアショッピングとインストアショッピングに関する記事も、こちらにエントリーしています。

coffeehouse.hateblo.jp