和歌山市という人口30数万人の地方中核都市で、69歳と60歳の夫婦2人だけで細々と営んでいる零細小規模なコーヒー豆自家焙煎店、それが『エカワ珈琲店』です。
新型コロナウィルス感染症パンデミックが収まれば、スタンド型窓カウンター店舗を利用して、テイクアウト専門で1杯のコーヒーを売りたいと考えて、一応、喫茶店の営業許可は取得しています。
しかし、今(2021年7月)は、新型コロナウィルス感染症パンデミックが怖いので自家焙煎コーヒー豆の小売販売のみで営業しています。
1990年代、自家焙煎コーヒー豆小売販売を開始した頃のエカワ珈琲店は、自家焙煎コーヒー豆の配達販売主体の珈琲豆焙煎屋でした。
店主である年老いた珈琲豆焙煎屋は、午前中はコーヒー豆を焙煎して、午後は毎日、マイカー兼配送車(ワゴンR)で自家焙煎コーヒー豆の配達に飛び回っていました。
2021年のエカワ珈琲店は、自家焙煎コーヒー豆の配達は、ヤマトの宅急便・ネコポス便を利用しています。
2021年7月現在のエカワ珈琲店です。
1990年代の頃と同じで、自家焙煎コーヒー豆の売上構成比は、配達販売が店舗販売を上回っています。
1990年代は配達販売中心、2021年の現在は通信販売中心の自家焙煎コーヒー豆小売店です。
夫婦2人、午前10時頃~午後2時頃までの間、交替でコーヒー豆を焙煎をしながら、店舗でコーヒー豆を小売しながら、通信販売の荷造りに励んでいます。
店舗は午前9時から営業しているのですが、自宅兼焙煎工房兼店舗なので、何故か、本格的に仕事に取り掛かるのは午前10時頃からになっています。
今も昔も、エカワ珈琲店は、店舗小売以外の売上に依存した商売をしています。
もしかしたら、自家焙煎コーヒー豆は、店舗での小売販売に不向きな商品なのかもしれないと考えることもありますが、やはり、それは間違っていると考え直しています。
年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦は、店舗小売以外の売上に依存する商売から脱却して、店舗小売の売上に依存する商売に変わって行きたいと考えているわけですから。
ということで、現在(2021年)、あれこれと販促活動に励んでいる今日この頃です。
自家焙煎コーヒー豆の配達(通信販売)ですが、自前のショッピングサイトや電話でも注文を頂きますが、大半はアマゾン経由となっています。
アマゾン・プライムの場合、午後1時までに頂いた注文はその日に出荷しているので、午後2時頃までは通信販売の荷造りをしています。
お昼ご飯は荷造りが終了してからとなるので、大体午後1時半~午後2時半くらいの間に適当に食べています。(夫婦それぞれ自分で食事を用意しています)
配達(通信販売)の荷造りが終了すれば、今(2021年7月)のところ店舗小売がそれほど忙しく無いので(というよりも暇なので)、その日の仕事はほぼ終了です。
午後2時以降は、昼寝をしたり、インターネットで遊んでいたり、有料放送を観たりして、午後4時までの時間を過ごしています。
自家焙煎コーヒー豆の店舗小売も、お客さんの来店前に電話で注文してもらって用意しておいた商品を、お客さんの来店時にスタンド型軒先店舗の窓カウンターで受け渡しするだけですから、昼寝をしながらでも商売できます。
来店したお客さんは、ドアフォンで来店を知らせてくれるので、店舗でお客さんを待って居る必要がありません。
何故、店舗の営業時間が午後4時までかというと、ヤマト運輸が集荷に来てくれるのが午後2時~午後4時の間だからです。
これまで、配達(通信販売)中心の商売をして来たので、そのような営業時間を設定しているのですが、もし、店舗小売の売上比率が上昇したとしても、今の営業時間・営業スタイルは維持したいと考えています。
新型コロナウィルス感染症パンデミックが発生するまでは、午後4時半頃~午後6時半頃までフィットネスクラブ通いに精を出していました。
新型コロナウィルス感染症パンデミックが収束すれば、再び、午後4時半頃~午後6時半頃までのフィットネスクラブ通いを再開したと考えています。
年老いた珈琲豆焙煎屋は69歳の前期高齢者ですから、同世代の知人・友人のほとんどは、悠々自適の年金生活に入っています。
彼ら・彼女らは、恵まれた高齢者なのかもしれません。
年老いた珈琲豆焙煎屋は公的年金だけで食べて行くのは無理ですから、珈琲商売で足らずを稼いでいるわけですから。
しかし、趣味が仕事になっていて珈琲に熟練しているので、全く苦痛を感じずに働くことができます。彼ら・彼女らを、羨んだこともありません。
働く、仕事をすると言っても、自分たちペースで働いて、自分たちペースで仕事をして、食べて行けるだけのお金を稼いでいるだけで、必死になって忙しく働いているわけではありません。
定年退職して家庭農園を楽しむのと同じような感覚で、珈琲商売を楽しんでいます。
零細生業パパママ店で、もうすぐ70歳と61歳になる高齢者夫婦が2人だけで切り盛りしているコーヒー豆自家焙煎店ですから、年齢的に規模拡大を考える必要もありません。元気で毎日を過ごせて、公的年金の収入で不足する分だけ稼げれば良いわけです。
考えて見れば、悠々自適のリタイア生活は無理ですが、理想的なセミリタイア生活を楽しんでいるのだと思います。