エカワ珈琲店の出来事

年老いた珈琲豆焙煎屋の日常と仕事の出来事、それと備忘録・雑記帳。

人生を楽しむのに最高の年齢は?

「人生を楽しむのに最高の年齢は?」と尋ねられたら、「それは現在の年齢ですよ」と答えられる生き方をして行きたいと、公的年金の受給が始まった頃から考えるようになっています。

幼かった子供時代、収入や仕事、社会的な地位や立場などとは無縁で、ゲームやおもちゃに夢中になって、友達とグラウンドを駆け回って夜には疲れてすぐに眠ってしまったり、夏休みや冬休みを待ちわびたりした思い出があります。

 

f:id:ekawa:20180405135213p:plain

10代の青春時代も、収入や仕事、社会的な地位や立場などとは無縁で、本に関心を示したり異性に興味を持ったり、社会的な事柄にも興味を持つようになって、友人関係も重要な問題として存在していました。

 

20代の半ばから50代の半ばくらいまでは、収入や仕事、社会的な地位や立場などの重要性が増してきて、人生や旅や趣味、それに健康について、それほど考えること無く、ただ無我夢中に生きていたように思います。

そして、60代の半ばを過ぎると、健康や幸せについて、あるいは、自分が居なくなってしまった後のことについて考えるようになっています。

 

小生、国民年金満額にプラスアルファーくらいの年金収入しか無いので、悠々自適の年金暮らしは夢のまた夢で、何とか年金だけで夫婦2人暮らして行くというのも、まず無理です。

平均的な生活保護の支給額に、年金収入が届いていないわけですから、当然なのですが。ということで、65歳を過ぎても働き続けなければ食べて行けません。

 

昨年(2020年)の秋、古希を迎えて、自分の周りを見回せば、大半の友人・知人はリタイアして年金生活に入っています。

何年も前から、そうなることは予想できていて、そうなったら惨めだろうと思っていたのですが、その時が来てみると、ほとんど惨めさが感じられません。

何故なのか理由がわからないのですが、古希を迎えた昨年(2020年)あたりから、働くのが楽しくなって来ています。

零細生業パパママ商売ですが、自前で商売をしているからかもしれませんが。

 

おそらく、年齢とは、単なる数字なのだと思います。

それぞれの年齢で、新しい場面に遭遇して、それぞれの楽しみ方を模索できるわけですから、楽しかった日々を人生に加えるのでは無くて、人生の中に楽しい日々を作り出すのが正解だと考えています。

何はともあれ、残された日々を楽しく生きて行こうと考えている今日この頃です。