30数年前の日本、60歳代半ばとなると、一部の人を除いて社会の第一線からは排除されてしまって、働かなければ食べて行けない65歳以上の人たちは、働いても僅かな収入を得ることができるだけでした。
恵まれた人たちは、恩給・年金や貯えで生活を営み、恵まれない人たちは、働いて得るほんの僅かな収入や家族に支えられて暮らしていました。
当時(30数年前)、30代半ばだったエカワ珈琲店の店主には、還暦を迎えた60歳代の人たちがよぼよぼしていて時代への適応力を欠いているように見えたものです。
そのエカワ珈琲店の店主が65歳になったのは、4年半前の秋です。
自分が60歳代後半に突入して高齢者の仲間入りをしたわけですが、体力・知力・時代への適応力の何れにおいても、30代半ばの頃に60歳代の人たちを見て感じていたほどには劣化していないと感じたものです。
考えてみれば、30数年前の日本と2010年代の日本とでは、日本人の平均年齢が異なっています。
郷ひろみさんは、還暦を過ぎてもテレビやステージで若々しく踊っています。
2021年4月、エカワ珈琲店の店主は古希の真っただ中で、お医者さんの厄介になることも増えていますが、体力・知力・時代への適応力は、それなりに維持しているつもりです。
と言っても、数年前、10年前と比べれば相当に低下しているわけですが。
例えば、10年前は25メートルプールで、1時間連続して3000メートルくらい泳げました。
今は、続けて25メートル泳ぐのがやっとの有様です。
スピードを出して泳いだりすると、あるいは50メートルゆっくりと泳いでも、神経痛が原因で胸に痛みが走ったりして泳げなくなってしまいます。
現在の日本人の平均年齢は49歳くらいで、49歳以下の日本人が50%、49歳以上の日本人が50%と、高年齢者の多い社会になっています。
70歳定年が企業の努力目標となっていますが、企業で働くサラリーマンはともかくとして、エカワ珈琲店の店主は独立自営の個人事業主です。
70歳だと言っても、後10年くらいなら、それ相応に時代に適応した商売を続けて行く自信があります。
零細生業商売ですが、これまでの30年間に貯えて来た技術・経験・知識を持っているので、若い人にそれほど遅れを取ることなく商売を続けられると思っています。
平均年齢以下を主な対象とする商売は無理だと思いますが、平均年齢以上を対象とする商売なら、若い人に負けることなく頑張れると思っています。
というよりも、零細生業商売に限定すれば、年金を満額受給できる65歳以上の高齢者は、65歳以下の世代よりも有利な商売ができるかもしれません。
何といっても、魔法の財布を持っているわけですから。
今年の秋に70歳となりますが、考えてみれば、彼是20年くらいインターネットに馴染んでいて、ワープロ専用機やパソコン通信の時代も知っています。
ホームページもHTML の時代から自前で制作していて、今も、JIMDO を使って自前のホームページを制作・公開しています。
通販専門のショッピングサイトも、「おちゃのこネット」を使って自前で制作・公開しています。