10年近く前、2012年の1月14日、土曜日だったと思います。
午後9時から、重松清さん原作の小説「とんび」をドラマ化した、NHK版「とんび」の後半を、どういういきさつだったのか忘れたのですが、たまたま観ることになって、10数分も経たないうちにテレビにくぎ付けになってしまったのを覚えています。
ドラマの出だしの部分の時代設定は、昭和55年でした。
面白かったので、1週間前の土曜日に放映された「とんび/前半」も観たくなって、NHKオンデマンドを利用して「とんび/前半」を観たのですが、見終わったときには、もう日付が変わっていました。
昭和55年当時、テレビ番組の録画装置は存在していましたが、まだまだ高値の花だったわけで、ましてや、たまたま見た連続ドラマが面白かったので、1週間前や2週間前に放映された部分も見てみたいと考えて、即座に見ることができる何て想像もできませんでした。
NHK版「とんび」の前編と後編を観終わって、その日も、その翌日も余韻が残っていたので、何故か、昭和55年(1980年)と平成24年(2012年)の商品価格を比較してみたくなって、インターネットを利用して調べてみた記憶が残っています。
昭和55年の和歌山県庁周辺の外食価格も、平成24年の和歌山県庁周辺の外食価格も、ほとんど変化していません。
ファション価格は、昭和55年の価格よりも、平成24年の価格の方が相対的に安くなっています。
テレビや冷蔵庫などの家電商品も、昭和55年の価格よりも、平成24年の価格の方が安くなっています。
昭和55年の和歌山県庁周辺の不動産価格よりも、平成24年の和歌山県庁周辺の不動産価格の方が安くなっています。
賃貸料の価格も、不動産価格と同じで安くなっています。
昭和55年当時は、一家に一台だった自動車ですが、平成24年には、一人に一台になっています。
そして、自動車の価格については、昭和55年よりも、平成24年の価格の方が大幅に高くなっています。
昭和55年当時と価格が同じか安くなっている産業については、平成24年の現在、弱肉強食の時代に突入しています。
昭和55年と比較して、大幅に価格が上昇している自動車産業は、まだまだ元気で日本経済を引っ張っていました。
昭和55年よりも平成24年の方が、相対的に所得が増えているわけですから、生活のレベルが高くなっているのだと思います。
でも、昭和55年当時、比較的に裕福な生活を営んでいた中小零細の商売人たちですが、平成24年の現在、収入が大幅に減少していて生活レベルも低下しています。