【藤沢周平さんの著作】用心棒日月抄全4冊を、毎日1冊ずつ読みました。武士(浪人)が主人公、江戸時代中期の江戸の町での物語。

今年は、時代小説ばかりを読んでいます。

といっても、正月から3月の初め頃にかけて佐伯泰英作品「居眠り磐音」シリーズ51冊と、藤沢周平作品「用心棒日月抄」シリーズ4冊だけです。

ちなみに、「居眠り磐音」シリーズ51冊は、全て和歌山市内の書店で購入しましたが、「用心棒日月抄」シリーズ4冊は全てアマゾンで購入しました。

 

最近のアマゾンですが、1冊読み終えて夕方に注文すると、翌日には届きます。

プライム会員ですから、送料も必要ありません。

「用心棒日月抄」シリーズ4冊は、キンドル版が存在していますが、年老いた珈琲豆焙煎屋の年齢では、やはり書籍で購入することになります。

 

藤沢周平作品「用心棒日月抄」は、何回もテレビドラマ化されているので、大まかなストーリーは頭の中に入っています。

でも、ストーリーが頭の中に入っていても、映像で見るのと活字で読むのとでは、ちょっと感じ方が違ってくるから不思議です。

 

「用心棒日月抄」の第一巻。時は元禄、赤穂浪士討ち入りの頃の江戸での物語です。

藩主暗殺の陰謀をたまたま聞いてしまった青江又八郎が、その陰謀に加担していた許嫁の父親を思いがけず殺めてしまって脱藩、江戸の町で用心棒家業をしながら暮らしている物語です。

最終的に、藩主を暗殺した陰謀が露見して、許されて青江又八郎が帰藩しすると、許嫁は父の敵だった青江又八郎を待っていました。

「用心棒日月抄」シリーズ4冊で重要な脇役を演じているのは、浪人仲間の細谷太夫と佐知という女性です。

その佐知ですが、第一巻では、最後の方の物語で少しだけ登場して来ます。

 

お家騒動が切っ掛けで帰藩した青江又八郎は、許嫁の女性と結婚しますが、藩重役の密命を帯びて再び脱藩、処分された国家老の親類で浪人の大富静馬が持ち出した連判状を取り戻すべく江戸に行きます。

食い扶持は自分で稼げということで、江戸の町で再び用心棒稼業をしながら連判状を取り戻すべく、藩の隠密である佐知の助けを借りて大富静馬や幕府隠密としのぎを削ります。

そして、連判状を取り戻した青江又八郎は、再び藩に復帰します。

 

藩の隠密組織「嗅足組」の江戸組織を率いる佐知が危険な状態にある基ので、江戸に行って助けてやってほしいと、佐知の父親で藩の元執政であり嗅足組頭領の谷口権七郎の依頼を受けて再度脱藩、江戸で再び用心棒稼業をしながら、佐知たち江戸の嗅足組を守ります。

黒幕は、元藩主の弟で現藩主のおじだとする証拠をつかんで藩に復帰した青江又八郎は、これまでのお家騒動の原因である黒幕を上意討ちします。

 

前の3巻の物語の頃から10数年の年月が流れて、青江又八郎は40代半ばになっています。

用心棒日月抄-凶刃では、青江又八郎は脱藩しません。半年間の江戸藩邸勤務で江戸に出てきます。

嗅足組は解散することになって、江戸の嗅足組の頭領である佐知に解散を通知する役目を密かに持っての江戸行きで、

藩主の跡継ぎの若君を生んだ側室の出生の秘密を守ろうとする騒動に巻き込まれて、それに加えて解散することになっている嗅足組の内紛にも巻き込まれます。

最終的に、それらの全てが解決されて、佐知は嗅足組解散の後、国元の尼寺の住持になるという話で完結しています。