
気がつけば、「エカワ珈琲店のブログ」を始めてから、もうずいぶん長い時間が経ちました。
最盛期には、ひと月でページビューが数万を超え、クリック広告だけで数万円ほどの収入があったこともあります。
あれは、いま思えば夢のような時期でした。
ところが、時代は静かに、しかし確実に変わっていきます。
あの頃は、検索エンジンで調べものをするのが当たり前で、丁寧に書いた記事は時間をかけただけ読まれ、評価されている実感がありました。
「調べて、読んでもらう」という、ごく自然な循環がそこにありました。
けれど、気づけば世の中は大きく舵を切っていました。
AIが質問に即答してくれる時代になり、検索という行為そのものが、少しずつ人々の生活から後退して行っているようです。
誰かが記事を探し、読み、理解するというプロセスは、便利さの前に静かに押し流されて行っています。
その変化は、ある日突然ではなく、まるで季節が移ろうように、気づいたときにはすっかり景色が変わっていた——そんな種類のものでした。
ブログのページビューが減っていくのを眺めながら、「ああ、時代が変わったんだな」と、どこか遠くから聞こえてくるような感覚で受け止めていました。
AIで調べものをするのが当たり前になり、検索に頼っていた「エカワ珈琲店のブログ」のページビューは、少しずつ、そして確実に減っていきました。
2025年の3月には、1日の平均が300ビューほど。
それでも「まあ、そんな時期もあるだろう」と思っていたのですが、今年の3月はその10分の1。
月末近くになって、ようやく「えかわ珈琲店のブログ」の月間ページビューが1000を超えたところです。
4つあるブログのうち、主力は「エカワ珈琲店のブログ」と「エカワ珈琲店の出来事」。
かつてはページビューが多いおかげで、単価の高い広告が表示されていました。
ところが、アクセスが減ると、画面に並ぶのは“サポート詐欺”のような、単価の低い広告ばかり。
広告の質は、ページビューの量に正直です。
私はコーヒーのことを調べ、時間とある程度のお金をかけて、丁寧に記事を書いてきました。
だからこそ検索で読まれ、ページビューを稼げていたのだと思います。
でも、検索に頼れない時代になったのなら、ページビューが減るのは自然なことなのかもしれません。
そして、ふと思ったのです。
「もう、クリック広告で稼ぐことにこだわらなくてもいいのではないか」 と。
商売としてのブログではなく、ただ「書きたいから書く」。
そんな原点に戻ってもいいのではないかと。
そこで、「エカワ珈琲店のブログ」と「エカワ珈琲店の出来事」から、クリック広告を外すことにしました。
10年近く前、ひと月で10万円を稼いだこともあった広告収入。
あれはあれで、良い思い出です。
これからは、もっと気楽に、もっと自由に。
コーヒーのこと、日々のこと、思ったことを、ただ静かに綴っていこうと思っています。

