
長年連れ添った配偶者(エカワ珈琲店の婆さん)は、身体障害者手帳1級の認定を受けています。
介護や介助がなければ生活が難しい状態となり、日常生活は大きく変わりました。
我が家(エカワ家)の経済状況や本人の希望、そして私(エカワ珈琲店の爺さん)の考えもあり、施設のお世話になるという選択肢は有り得ません。
自宅での介護以外に選択肢はないと考えています。
エカワ珈琲店は1階が店舗、2階が住居という典型的な店舗兼住宅の自営業者で、コーヒー豆の自家焙煎店商売を夫婦二人で30年以上続けてきました。
しかし今、連れ合いは2階への階段を上ることができません。
そこで、店舗の奥にある休憩室を居室に改装し、病室のような環境に整えていくことにしました。
連れ合いは大病院の外来で透析治療を受けており、私(エカワ珈琲店の爺さん)が通院の送り迎えをしています。
外来の待ち時間に、同じく自宅介護をしている方々と自然に知り合い、その方々から自宅介護に伴うリフォームの体験談やアドバイスをしてもらっています。
自宅介護をするには、自宅のリフォームは避けられません。
しかし、介護が必要な配偶者を自宅で介護していると、働く時間が減ります。
働く時間が制限されれば、収入も減少します。
そのような経済状態ですから、リフォーム工事で依頼していた予算額を相当にオーバーする金額を請求されると、驚いて、ため息が出てしまいます。
自宅介護に伴うリフォーム工事は一度で終わるものでは無く、ケースバイケースで続いて行くものです。
ですから、予期せぬ出費が必要になるような業者への仕事依頼は絶対に避けるべきというのが、自宅介護の先輩たちのアドバイスです。
私(エカワ珈琲店の爺さん)も、介護に伴う自宅リフォームは、注文主の「信頼・信用」を裏切らない、注文主に「安心」を与えてくれる明朗会計の業者に依頼するのが賢明だと思っています。(痛い目にあったことがあるので)
アドバイスしてくれた方々の一人とは、小学校区が同じです。
その方は、地道に誠実に地域で商売を続けていて、地域の行事にも貢献している老舗の工務店にリフォーム工事を依頼しているそうです。
私(エカワ珈琲店の爺さん)も、その工務店の評判を聞いたことがあります。
次に、コーヒー豆自家焙煎店の商売についてです。
暑い時期の焙煎作業は大変ですが、涼しくなってきた今なら無理なく作業ができます。
焙煎量を増やせれば、自家焙煎コーヒー豆の販売にも余裕が生まれます。
「土曜日」と「日曜日」以外にも営業できる日や時間があれば、少しでも収入を増やしたいと考え始めています。
それが、これからの介護と生活を支える力になると思っています。
介護と商売の両立も簡単ではないと思います。
しかし、連れ合いと共に過ごす時間を守るために、一つずつできることを進めていきたいと思っています。
静かに、確実に歩んでいこうと考えている今日この頃です。

