エカワ珈琲店の出来事

エカワ珈琲店の爺さんと婆さんの日常と仕事の出来事、それと備忘録・雑記帳。

エカワ珈琲店へGO!(1)

2025年10月17日(金曜日)、電子書籍『エカワ珈琲店へGO!(1)』をキンドルでセルフ出版しました。

 

 

『エカワ珈琲店へGO!(1)』の目次です。

【1】エカワ珈琲店の履歴書

(1)エカワ珈琲店の簡単な歴史

(2)簡単な爺さんの履歴書

(3)コーヒーの仕事を楽しんでいます

(4)詳しいエカワ珈琲店の履歴書

(5)詳しい爺さんの履歴書


【2】自家焙煎コーヒー豆を適切に保管するための基礎知識

(1)自家焙煎コーヒー豆の香り風味を劣化させる原因

(2)自家焙煎コーヒー豆の包装

(3)焙煎コーヒー豆は長期間保存に耐えられない

(4)焙煎コーヒー豆は日々変わっている

(5)焙煎日を確認してから購入する

(6)密閉性の高い容器に入れて冷暗所で保管

(7)鮮度の良い自家焙煎コーヒー豆を購入し、1か月以内に使い切る。

(8)冷蔵庫保存と冷凍庫保存

(9)自家焙煎コーヒー豆の保存場所

(10)シェルフライフ


【3】コーヒーを淹れる際の最適な抽出比率

(1)理想的な抽出比率

(2)抽出濃度

(3)抽出比率と抽出濃度の関係

(4)理想的な抽出比率の見つけ方

(5)理想的な抽出比率を探る際に留意すべき事項

(A)焙煎コーヒー豆の粉砕タイミング

(B)コーヒーを淹れる際のお湯の温度

(C)コーヒーの抽出時間

(D)測定方法の統一

(E)焙煎コーヒー豆の形状のままで重量を測る理由

(6)ドリップコーヒーと抽出比率

(7)種類別のコーヒーと抽出比率

(A)エスプレッソ

(B)フレンチプレス

(C)薄いコーヒー

(D)一般的なコーヒー

(E)濃いコーヒー

 

 

『エカワ珈琲店へGO!(1)』の要約です。

エカワ珈琲店は和歌山市で約70年続く珈琲屋で、家族経営の零細店舗として地域に根ざしたコーヒー豆自家焙煎店商売を続けています。

店主は元公務員で30年以上コーヒー豆焙煎と商売に携わり、現在は高齢ながら連れ合いの介護をしつつ商売を続けています。

そして、自家焙煎コーヒー豆の品質保持と最適な抽出比率に関する詳細な知識も提供しています。

 

第1章、エカワ珈琲店の履歴書

エカワ珈琲店の歴史

1955年に純喫茶コロナとして創業し、1989年に自家焙煎コーヒー豆の小売専門店へ転換。以降、家族経営で地域密着の商売を続けている。

 

店主の経歴

1951年生まれで元地方公務員。1992年に退職後、母の喫茶店を引き継ぎコーヒー豆自家焙煎店に転換。商売初心者ながら30年以上続けている。

 

商売の変遷と現状

1990年代〜2000年代は大手・中堅珈琲企業との競争で苦労したが、インターネット通販の活用やコーヒーブームにより新たな商売を展開。現在は週末営業で連れ合いの介護と両立しながら細々と商売を続けている。 

 

第2章、自家焙煎コーヒー豆を適切に保管するための基礎知識

自家焙煎コーヒー豆の保存要因

香りや風味の劣化原因は酸素、湿度、熱、光の4つ。新鮮な豆は密閉性の低い紙袋で包装し、約1ヶ月以内に消費が推奨される。

  
保存方法のポイント

密閉容器に入れ冷暗所で保存するのが理想。家庭用冷蔵庫は匂い移りの懸念があるため専用冷蔵庫が望ましい。冷凍保存時は密閉容器使用が必要。

 

焙煎豆の鮮度変化

焙煎後約1週間で熟成が進み、1〜3週間が飲み頃。4週間経過すると風味が落ち着き劣化が進むが安全性には問題なし。二酸化炭素の放出も鮮度の指標となる。 

 

第3章、コーヒーを淹れる際の最適な抽出比率

最適な抽出比率

焙煎豆と水の理想比率は1:14〜1:18で、標準は1:17。

抽出濃度は18〜22%が適切で、器具や好みにより調整可能。重量単位はグラムで統一する。 


抽出方法別の比率例

エスプレッソは1:2、フレンチプレスは1:15〜1:18、薄めは1:16〜1:18、一般的は1:13〜1:15、濃いめは1:10〜1:12の比率が推奨される。