エカワ珈琲店の出来事

年老いた珈琲豆焙煎屋の日常と仕事の出来事、それと備忘録・雑記帳。

エカワ珈琲店の店舗は、完全な不定期営業の商売をしています

(画像は、エカワ珈琲店のホームページにリンクしています)

 

コーヒー豆自家焙煎店は製造小売業で、エカワ珈琲店(年老いた珈琲豆焙煎屋)は零細生業ジジババ店です。

当然、ジジとババの二人が揃って働く事が出来なければ、営業日や営業時間、商品の品ぞろえなどを約束する事が出来なくなります。

お客さんと約束をしても、その約束を守れないわけです。

 

只今のエカワ珈琲店、「ジジ」の方は何とか普通に働く事が出来るのですが、「ババ」の方は健康状態が芳しく無くて、コーヒー豆自家焙煎店の商売に従事する事が出来ないだけでなくて介護が必要な状態になっています。

去年(2023年)は少しだけ商売に従事する事が出来ていたのですが、今年(2024年)の正月過ぎからは、「ジジ」がほぼ一人でコーヒー豆自家焙煎店の商売を切り回しています。

 

今年の11月半ばからは、「ババ」の介護も「ジジ」の仕事になっています。

「ジジ」は公的年金を受給していて、「ババ」も来年(2025年)から公的年金を受給できますが、国民年金が主ですから、公的年金だけで食べて行くのは無理です。

公的年金だけで食べて行くのは無理ですから、どのような状況であってもコーヒー豆自家焙煎店の商売で稼ぎ続ける必要があります。

 

ということで、雑賀屋町の店舗は、営業できる日と営業できる時間にだけ店舗で商売をする「完全な不定期営業」の営業形態に移行することにしました。

店舗の営業形態を「不定期営業」にして、通信販売の売上・販売量を増やす方向に持っていく事が出来れば、何んとかコーヒー豆自家焙煎店商売を続ける事が出来て、食べて行くだけは稼げるだろうと思っています。

営業出来る日・営業出来る時間は、『エカワ珈琲店のホームページ』でお知らせしています。

 

エカワ珈琲店は、バッチサイズ5kgとバッチサイズ1kgの2種類のコーヒー豆焙煎機を備えています。

今年(2024年)の11月の初めころ、バッチサイズ5kgのコーヒー豆焙煎機の調子が悪くなってしまって使えなくなりました。

焙煎機メーカーにメンテナンスを依頼したのですが、修理の依頼が立て込んでいて、まるまる1か月間、バッチサイズ1kgのコーヒー豆焙煎機を使って商売をしています。

ちなみに、バッチサイズ5kgのコーヒー豆焙煎機とは、1回の焙煎で5kgのコーヒー生豆(自家焙煎コーヒー豆の原料)を焙煎する能力を持っているコーヒー豆焙煎機という業界用語です。

バッチサイズ1kgのコーヒー豆焙煎機の焙煎能力は、バッチサイズ5kgのコーヒー豆焙煎機の5分の1しかありません。

 

エカワ珈琲店の場合、バッチサイズ5kgのコーヒー豆焙煎機と言っても33歳のロートル焙煎機です。

1回(1バッチ)の焙煎で、バッチサイズの7割・3.5kgのコーヒー生豆を焙煎する事にしているので、出来上がる自家焙煎コーヒー豆は3kgくらいです。

バッチサイズ1kgのコーヒー豆焙煎機は5年前に新品で購入した焙煎機ですから、ほぼ1kgのコーヒー生豆を焙煎しています。出来上がる自家焙煎コーヒー豆は800gくらいです。

 

1バッチ(1回)の焙煎に要する時間はどちらの焙煎機も同じくらいですから、只今のエカワ珈琲店の生産能力(焙煎能力)は、バッチサイズ5kgのコーヒー豆焙煎機が正常に稼働している時の4分の1くらいになっています。

コーヒー豆焙煎機の生産能力が劣っているのを、いつもの2倍から3倍くらいの時間をコーヒー豆焙煎に費やすことで何とかコーヒー豆自家焙煎店商売を続けています。

しかし、73歳のジジが、たった一人で1か月近くもそのような事を続けているので、疲れが溜まって体力的にダウン寸前の状態になっています。

 

エカワ珈琲店のコーヒー豆自家焙煎店商売ですが、今年(2024年)に入ってから1年間近く、「ジジ」がほぼひとりだけで商売を切り回しています。

夫婦二人だけで暮らしていて、「ババ」の健康状態が芳しく無くて入退院を繰り返しているので、度々、店舗の臨時休業や営業時間の短縮を繰り返しています。

今年のエカワ珈琲店は、「ほぼ不定期営業」の状態で商売を続けて居ます。

 

先月(2024年11月)からは、「ババ」の介護も「ジジ」の仕事になっているので、思い切って、先月(2024年11月)の25日(月曜日)から、営業出来る日・営業できる時間にだけ店舗で商売をする「完全な不定期営業」の営業形態に移行することにしました。

1年以上、店舗の営業は「ほぼ不定期営業」の有様になっているので、店舗に来店して自家焙煎コーヒー豆を購入してくれるお客さんは減少していて、『エカワ珈琲店のホームページ』で営業の有無を確認してから来店してくれるお客さんが大半です。

 

「ほぼ不定期営業」から「完全な不定期営業」に移行しても、エカワ珈琲店のコーヒー豆自家焙煎店商売には悪い影響が出てくるとは思っていません。

「完全な不定期営業」に移行すれば、「ジジ」の体力的・精神的負担が少なくなります。

その分、自家焙煎コーヒー豆の通信販売で頑張りたいと思っています。

 

 

(※)よろしければ、この記事もご覧になって頂ければ幸いです。

www.ekawacoffee.xyz