エカワ珈琲店の出来事

年老いた珈琲豆焙煎屋の日常と仕事の出来事、それと備忘録・雑記帳。

80%までの仕事技術レベルなら、90%までの仕事技術レベルなら、でも、90%以上の仕事技術レベルを求めると


コーヒー生豆生産者が丹精込めて丁寧に生産したスペシャルティーコーヒー生豆を仕入れて、そのスペシャルティーコーヒー生豆を原料に使って焙煎した「煎りたて新鮮な自家焙煎コーヒー豆」を販売するのが、和歌山市のエカワ珈琲店の仕事です。

エカワ珈琲店(店主は年老いた珈琲豆焙煎屋)は、零細生業規模のコーヒー豆自家焙煎店です。

 

スペシャルティーコーヒーを取り扱っているアメリカ合衆国のロースターなら、ナノロースターに分類される規模のコーヒー豆自家焙煎店です。

エカワ珈琲店規模のコーヒー豆自家焙煎店が生き残って行くには、ナノロースター(ものすごく小さなコーヒー豆焙煎屋)でなければ作り出せない、あるいは売る事が出来ない焙煎コーヒー豆をコーヒー好きの消費者に供給する商売が一番適していると思っています。

 

そのためには、「煎りたて新鮮な自家焙煎コーヒー豆を売る」、「品質レベルの高いスペシャルティーコーヒー生豆を原料に使う」、「レベルの高い焙煎技術を駆使して、手作りで丁寧に焙煎した自家焙煎コーヒー豆を売る」事が必要だと思っています。

「煎りたて新鮮な自家焙煎コーヒー豆を売る」事や、「品質レベルの高いスペシャルティーコーヒー生豆を原料に使う」事は、それほど難易度が高く無いと思っています。

 

難易度が一番高いのは、品質レベルの高い自家焙煎コーヒー豆を作り出す焙煎技術だと思っています。

その焙煎技術のレベルですが、80%のレベルまでなら、ある程度の知識・経験を積み重ねる事で比較的に簡単に到達する事が出来ると思っています。

そして、その80%のレベルに到達できれば、何とか、コーヒー豆自家焙煎店商売で食べていくことが出来ると思っています。(これまでの経験から、そのように考えています)

 

あと10%かさ上げして、90%のレベルに到達しようとすれば、ある程度の知識・経験の積み重ねにプラスして、何年間か、真剣に研究・努力を積重ねる必要があるのだと思っています。

90%のレベルに到達できれば、恐らく、一生安定してコーヒー豆自家焙煎店商売で食べて行けると思っています。

 

何年間も(数年の間)、「ああでもない、こうでもない」と、コーヒーのことばかり考えていると、間違いなく90%くらいのレベルまでなら到達可能だと思います。

自惚れかもしれませんが、エカワ珈琲店の店主(年老いた珈琲豆焙煎屋)は、この90%のレベルまで到達していると自負しています。

 

で、90%のレベルに到達すると、あとは100%の完璧をめざすわけなのですが、この残りの10%のレベルアップが、ものすごく難しい出来事だと思います。

90%を超えてしまうと、僅か1%・2%のレベルを上げるのに、気の遠くなるような努力が必要で、その努力を積重ねている人が名人と呼ばれていると思っています。

 

しかし、いくら名人と呼ばれている人であっても、100%完璧何ていうことは、まず有り得ないと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。

どのような仕事・技術であっても、これは同じことなのだと思います。

100%を求め続ければ、ものすごく『シンドイ』だろうし、しかし、できるだけ完璧な仕事・技術レベルに近づくことで人よりも優位に立ちたいというのが、年老いた珈琲豆焙煎屋の正直な思いです。

 

その仕事技術のレベルですが、80%までなら比較的に簡単に、90%までならある程度頑張れば到達できると思っています。

しかし、90%以上のレベルを求めるなら、ものすごい努力と時間が必要になって来ると思っています。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋(エカワ珈琲店の店主)は、商売に一番適しているレベル水準は90%だと思っていますが、趣味と実益を兼ねて、ほぼ一人だけで零細生業規模のコーヒー豆自家焙煎店を営んでいる「コーヒーおたく」ですから、どうしても90%以上の領域に足を踏み込んでしまいます。

 

そうすると、商売の身動きが取れなくなってしまって、食べて行くだけは十分に稼げますが、商売の規模を拡大することが出来なくなってしまいます。

それが、今のエカワ珈琲店の有様(ありさま)だと、自分で自分を納得させています。

 

よろしければ、エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆を「お試しで」購入して頂けば幸いです。

エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆は、通信販売専門の「エカワ珈琲店ショッピングサイト」から注文して頂けます。

 

ekawa.ocnk.net

 

品質レベルの高いコーヒー生豆を原料に使って、煎りたて新鮮な自家焙煎コーヒー豆を通信販売しているので、価格的にはそれほど高級(高価格)では無いと自負しています。