セス・ゴーディンさんは、商売を学ぶ最良の方法、それは、実際に商売を営むことだと語っています。
それが週末だけ営んでいる商売であったとしても。それがボランティアで非営利的な商売であったとしてもです。
それがインタテーネットを利用するサイドビジネスであったとしても。そして、それが子供たちの「ままごと」のような商売だったとしても・・・です。
オンラインを利用する商売ならば、それほどお金を必要としません。それが、子供たちの「ままごと」のような商売であったとしても。
どのような商売であっても、実際に商売を営むことで商売を学ぶことができるのだと思います。
30年くらい前の事だったと思います。
名人と呼ばれているコーヒー豆焙煎のある先駆者が、ある雑誌のインタビュー記事で「コーヒー豆焙煎を学ぶ方法を教えてほしい」という質問に対して、実際にコーヒー豆を何回も何回も焙煎するのが一番の方法だと答えていました。
当時は「?」でしたが、コーヒー豆自家焙煎に30数年携わって来た今(2024年)の年老いた珈琲豆焙煎屋なら、その意味するところを理解できます。
理論的に素晴らしく整理整頓されたコーヒー豆焙煎方法論の書物を読んでも、コーヒー豆焙煎に習熟した人が講師を勤めるコーヒー豆焙煎教室を受講したとしても、実際にコーヒー豆焙煎を何回も何回も経験しなければ、コーヒー豆焙煎に習熟することができません。
何かを学ぶ一番合理的な方法は、その何かをやってみることだと、今(2024年)の年老いた珈琲豆焙煎屋は思っています。
何かを学ぶために、その何かをやってみることは、それほど難しい事では無いと思いますが、ちょっとした勇気が必要な事柄なのかもしれません。
年老いた珈琲豆焙煎屋は、只今(2024年3月)、古希3の高齢者です。
近頃、これまでの過ぎさりし日々の人生で遭遇した様々なシーンを思い浮かべる事が多々あります。
古希(70歳)に到達するという事は、そういう年齢に到達したという事なのかもしれません。
その過ぎさりし日々の様々なシーンを思い浮かべて、「あの時、思い切って・・・していたら、今頃は・・・」と後悔することが多々あります。
古希3の今から考えれば、あの時の「思い切って・・・」するのは、それほど難しい事では無かったと思うのですが、ちょっとした勇気が必要で、それが足りなかったと考えています。
ようするに、思い切りが悪かったのだと思います。
そこで、古希3の今(2024年3月)、残りの人生を思い切りよく生きて行こうと考えています。
やりたいと思っているのに、そうすれば上手く行くかもしれないと思っているのに、ちょっとした勇気が無くて思いきれないということが無い生き方をして行こうと考えている今日この頃です。
もう、古希3の高齢者ですから、それほど多くの時間を持っていないわけですから。