20世紀、メディアの声(情報)の発信元は、ほとんどの場合、メディアカンパニー(テレビ局、新聞社、雑誌社など)からだったわけです。
現在(2021年)、メディアの声(情報)の発信元は、メディアカンパニーだけとは限りません。
オンラインを活用すれば、ほとんど誰でも、メディアの声(情報)の発信元になることができる時代になっています。
このブログの管理人である年老いた珈琲豆焙煎屋は、妻と2人だけでエカワ珈琲店という屋号の小さなコーヒー豆自家焙煎店を営んでいます。
そして、インターネットを通じてホームページやショッピングサイト、それにブログなどを公開しています。
インターネットメディアを通じて、エカワ珈琲店の声(情報)を発信しています。
でも、それが、エカワ珈琲店が小さなメディアカンパニーになったことを意味しているわけではありません。
インターネットメディアを通じて、エカワ珈琲店の声(情報)を発信しているだけのアマチュアメディアにすぎません。
プロの情報発信機関であるメディアカンパニーとは、全く異なった存在です。
メディアカンパニーは大勢の人たちに情報を発信していて、エカワ珈琲店が情報を発信しているメディアは特定の人たちに限定して情報を届けています。
カンパニー(会社)の場合、市場での影響力と投資収益率の最大化を目標としなければなりません。
市場での注目度とサイトへのアクセス数の最大化、それに利益の最大化を目標とする必要があるのだと思います。
ニューヨークタイムズは、間違いなくメディアカンパニーです。
ニューヨークタイムズは、アマチュアメディアと同じようにメディアの声(情報)を発信しているのですが、できるだけ数多くの人たちが興味を持つ情報を発信することで、より多くの利益を稼ぎ出すためのビジネスとして情報を発信しているはずです。
メディアカンパニーの発信するメディアの声(情報)は、ある個人にとって重要で興味のある事柄だけを発信しているわけではありません。
できるだけ多くの消費者に関心を持ってもらう声(情報)を発信することで、より多くの利益を稼ぎ出すために情報を発信している部分が大きいのだと思います。
一方、アマチュアメディアは、メディアの声(情報)を発信することで多額の利益を生み出す必要がありません。
それなりの利益を手にすることができれば、それで目的が達成できるのだと思います。
ですから、ものすごく個人的で、ものすごく気まぐれで、ものすごく面白いメディアの声(情報)が発信されていることも多々あります。
そして、そのようなアマチュアメディアに注目にしている人たちも、数多く存在していると思います。
もちろん、インターネット内に無数のアマチュアメディアが存在しているわけですから、その無数のアマチュアメディアの中からエカワ珈琲店のインターネットメディアを見つけてもらうことは至難の技かもしれません。
しかし、ものすごく個人的で、ものすごく気まぐれで、それなりに面白いメディアの声(情報)を発信することができたならば、アマチュアのインターネットメディアであったとしても、何人かの人々の注目とコネクションと信頼を得ることができるかもしれません。
幾らかの人々の注目とコネクションと信頼を得ることができるならば、そして、それがエカワ珈琲店の生活を支えてくれるだけの人数ならば、年老いた珈琲豆焙煎屋の生活も安定するはずだと考えて、アクセス数の減少にもめげず情報の発信を続けています。