古希3ブログ

エカワ珈琲店とその周辺の出来事、エカワ珈琲店オーナーの思い付き、などなどの記事をエントリーしています。

豊田三郎さん54歳の苦難は、2002年に始まった

2009年7月18日、ニューヨークタイムズの「経済環境が日本の政治を追い込んでいる」という記事の一部分を大雑把に解釈させて頂いて、その要約記事をブログに投稿したことがあります。

その記事を、「エカワ珈琲店の出来事」に再掲載しました。

豊田三郎さんは、昭和に生まれて、昭和に青春を楽しんで、昭和に就職して、昭和に結婚した昭和の人ですから、カテゴリーは「昭和・20世紀」に分類しています。

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豊田三郎さん54歳の苦難は、7年前に始まった(2009年7月19日に投稿した記事プラスアルファー)

インターネットの翻訳機能を利用すれば

還暦間近のおじさんがインターネット全盛時代に遭遇して、時々ですが、アメリカの新聞社のサイトをのぞいてみたりして、何とか英語で書いてある文章を読解できるようになりたいものだと努力することになりました。

小生は、英語の読み・書き・会話、何れも「全くダメ」なのですが、インターネットの翻訳機能を利用すれば、アメリカの新聞社の英文サイトの一部分なら、時間をかければ、何とか読むことができて、何となく内容も理解することができたりします。 

「経済環境が日本の政治を追い込んでいる」を読みました

現在、1週間に1度くらい、アメリカの新聞社サイトの読解に挑戦しているのですが、何年か後には、それほど時間を使わずにスラスラと読めるようになりたいものだと考えたりして、そのための努力を重ねています。

そして、今日読んだのは、ニューヨークタイムズの「経済環境が日本の政治を追い込んでいる」という記事です。

>> Economy Spells Trouble for Leading Party in Japan - NYTimes.com

その記事のうち、Saburo Toyodaさんに関する部分を 、思い違いもあるかもしれませんが、勉強のため、小生流の独断と偏見で要約してみました。

経済環境が日本の政治を追い込んでいる(要約)

豊田三郎さん54歳、7年前の2002年に大手エレクトロニクス企業を早期退職、その後、営業の仕事に就くも、収入は半分以下に減少、7年間で4度転職を繰り返した後、先月、勤務先を解雇となり、現在は失業中。

大手エレクトロニクス企業に勤務していた時代、相当に満ち足りた生活を送っていたわけですが、退職後は、退社後のちょっと一杯も、家族で旅行を楽しむことも、節約節約で我慢する日々が続いていて、2人の息子たちを大学に通わせるのが精一杯という生活です。

息子の同級生には、大学の授業料を払え無くなってしまって中退する子供もいるのですから、我が家は、まだ恵まれているのかもしれないと考えています。

それでも、大手エレクトロニクス企業での勤務を続けている元同僚たちと比べると、生涯賃金も年金も、相当に少なくなります。

大手エレクトロニクス企業に勤務していた時代よりも厳しい労働条件のもと、必死になって働いているのですが、大手エレクトロニクス企業勤務の時代よりも全ての面で恵まれていないわけですから、自分の不幸・不運を容認している社会に対して憤りを感じたりもしています。

豊田三郎さんの苦難の日々は、7年前の2002年に始まったのですが、いまだに「トンネルの先に光が見えない」という状況が続いています。 

零細生業自営業者(小生)の場合は 

40歳前に脱サラした小生も、昔のサラリーマン時代の同僚と比べると、収入は相当に低くて、仕事面でも零細生業事業者の悲哀を味わっています。

豊田三郎さんと異なるのは、少しだけですが、「トンネルの先に光が見え出しはじめている」ということです。

その理由ですが、小生が、零細生業であっても自営業者だからだと考えています。

現在の多数派は、現状に満ち足りない人々

1980年代から1990年代の前半、日本では、現状に満ち足りた人々が多数派だったわけですが、21世紀に入ってからの日本では、現状に満ち足りない人々が多数派になっています。

その人の生活環境が変化すれば、その人の求めるモノも変化すると考えるのが、マーケティングの常識です。

満ち足りない人々が多数派となって、その人々が「変化」を待ち望んでいるはずだとするニューヨークタイムズの観測記事ですが、その日本社会に対する洞察力には、ただただ感心するしかありません。

7年後、2016年の豊田三郎さんは・・

還暦を越えた豊田三郎さんは、おそらく、まだ、誰かに雇われて(おそらく非正規で)働き続けているのだと思います。

もしかしたら、誰かに雇われる働き方から、自分で自分を雇う自己雇用者(自営業者)の働き方を選択して、自由に楽しく満足感のある働き方をしているのかもしれません。

ちなみに、小生が自営している自家焙煎コーヒー豆小売専門店の売上減少が始まったのも、2002年でした。

丁度その頃、経済環境の変化に伴う大手企業の仁義なき攻勢が、どの業界でも始まっていたのかもしれません。 

2016年頃のエカワ珈琲店は 

小生ですが、夫婦2人だけで、『エカワ珈琲店』という屋号の自家焙煎コーヒー豆小売専門店を営んでいます。

そのエカワ珈琲店の場合、2007年頃には、少しだけですが、「トンネルの先に光が見え出しはじめて」いました。

そして、2010年代になると、ほぼトンネルの出口付近にまで到達していて、もうすぐトンネルの外に出ることができる地点にまで来ていました。

2016年の暮れからは、公的年金を満額受給できるようになりました。

小生の場合、年金だけでは食べて行けないので働き続ける必要があるのですが、趣味が仕事になっているので、働く事を楽しんでいる今日この頃です。 

そして、2020年 

豊田三郎さんは65歳になっています。誰かに雇われて働き続けていたなら、もうそろそろ公的年金の満額受給が始まるか始まっているはずです。

公的年金を満額受給しているなら、柔軟な働き方を選択できます。おそらく、柔軟な働き方を選択しているだろうと推測します。

もしかしたら、夫婦2人、公的年金だけで何とか食べて行けるだけの収入を確保できるのかもしれません。(豊田三郎さんは真面目な人ですから、どのような状態になっていたとしても、年金保険料の支払いはしていたはずですから。)

自営業者である小生の場合、65歳になって、公的年金の満額受給が始まって、日々の暮らしが相当に楽になりました。

公的年金からの収入だけでは食べて行けませんが、自営業からの収入にプラスして公的年金という不労所得があるわけですから。