古希3ブログ

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ショッピングとは何なのだろう

経済先進国の国々では、多かれ少なかれ、どの国も消費者主義の文化に支配されているのだと思います。そして、消費者主義の文化の国や地域にだけ存在しているのが、「ショッピング」の概念だとエカワ珈琲店は考えています。(セスゴーディンさん見解の受け売りですが)

 

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ショッピングをWikipedia で調べると 

Wikipedia 曰く、「ショッピング」とは、20世紀前後の新興中産階級の出現に伴って発生し、20世紀末のグローバリゼーションの過程を経て定着したのが消費者主義の文化で、消費者による自由選択を社会経済構造の主軸として据える考え方。 

消費者主義の支配する文化において一番大切なコンセプト(概念)が、「ショッピング」というコンセプト(概念)なのだと思います。

そして、消費者主義に支配される文化では、その社会構造を矛盾なく変更する方法は、そこで生活している人たちのショッピングにおける「選択」という行為なのだと思います。

 

ショッピングという概念 

ショッピングという概念は、必要とするモノや不足しているモノを、ただ単に「お金を支払って購入する」だけの行為と解釈するのは、間違った解釈なのだと思います。

商品を見て驚いて、その商品を買いたいという衝動を経験して、最終的にお金を支払って商品を購入するのがショッピングで、「楽しさ、面白さ、心地よさ」にお金を支払ているのがショッピングだと考えることにしています。

様々な商品を見て回って、時間を費やして、お金を使う対象を探索するのがショッピングで、ただ単に「お金を支払って買う」という行為とは性質が異なっているのだと思います。

ですから、地球に住む人たちの中でショッピングを経験できるのは、経済的にゆとりのある国や地域に住む約10億人ぐらいの人たちに限定されているのだと思います。

 

ショッピングとは、リスクを背負うこと

ショツピングは「リスク」のかたまりなのだと思います。

これまでに購入した経験の無い何かを購入するわけですから、不良品を買ってしまうリスク、お金や時間を浪費するというリスク、負債(借金)を持つというリスクと、色々な種類のリスクに見舞われる可能性があります。 

例えば、住宅やマンションを購入するために、時間やお金を費やして住宅展示場やマンションのモデルルームや現物の住居やマンションを見て回って、住宅ローンを組んで購入して、何年後かに欠陥が発見されて、住むことができなくなって、多額の借金が残ってしまうという事態に遭遇することも有り得ます。

 

リスクを背負わなくても生きていける

住宅やマンションの購入は、ものすごく楽しいショッピングなのだと思うのですが、別に、住宅やマンションを新規に購入しなくても、少子高齢化で住宅が余り始めている時代ですから、その気になれば、大半の人は、親が購入した住宅に住むこともできるわけです。

その場合、多大なリスクを冒して住宅やマンションを購入しなくても、親が購入したものを少しずつ修正して行くだけで、不自由の無い生活を営むことができるはずです。

 

2通りのショッピング体験

消費者がお店に買い物に行くのは、お金を使う価値がある魅力的でスリリングな体験をして、その場で商品を手に入れたいからなのだと思います。

そして、その体験をスマートに提供しているのが、ショッピングモールなのだと思います。いつもの商品を補充するだけなら、商品を配達してもらうという方法を選択することもできます。

住宅に関係するショッピングですが、新たに住宅やマンションを購入するというショッピングと、先祖から譲り受けた住宅を手直しするというショッピングの2種類が考えられます。

前者がショッピングモールでのショッピングで、後者がいつもの商品を補充するためのショッピングなのだと思います。

 

何故、商店街がショッピングモールに敗北したのだろうか 

街中の商店街や個店は、お金を使う価値がある魅力的でスリリングな体験を提供できなかったから、ショッピングモールとの闘いに敗北して、いつもの商品を補充するという部分でも、近所のスーパーマーケットとの闘いに敗北して、その結果、絶滅危惧種のビジネスモデルになってしまったのだと思います。

そのような状況の中で、零細生業パパママ店であるエカワ珈琲店は、公務員年金で生活している人たちと同じぐらいか、もしかしたら、それ以上の生活ができるぐらいのお金を稼ぐことができています。 

観光地でも無い和歌山市のような地方の町で、零細生業パパママ店が生き残っていて、それなりにお客さんを集客しているということは、エカワ珈琲店が相当な底力を持っていることを意味していると自負しています。

 

参考 

sethgodin.typepad.com

 

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