エカワ珈琲店の出来事

年老いた珈琲豆焙煎屋の日常と仕事の出来事、それと備忘録・雑記帳。

公的年金だけで暮らせない。セミリタイア的に稼いでいる。だから下流老人では無いと思う。

今年の秋で68歳になる高齢者ですが、40歳前に脱サラしてパパママ規模の零細な自営業者を30年近く営んで来たので、公的年金の収入だけでは食べて行けません。

サラリーマンだった期間が14年あるので、国民年金だけの自営業者よりは恵まれていますが、月にして約8万円くらいの年金支給額だけで食べて行くのは不可能です。

 

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国民年金だけでは食べて行けない 

介護保険料は年金支給額から天引きされていて、それとは別に国民健康保険料の支払いもあります。

自宅は自己所有ですが、年間10万円近くの固定資産税・都市計画税を支払っています。

2か月に一度支給される公的年金は、公租公課の支払いと、もしもの時のために加入している民間保険の保険料支払いでほとんどが消えてしまいます。

夫婦2人だけの超核家族で、65歳を超えているのは夫(年老いた珈琲豆焙煎屋)だけです。

主と成る公的年金は国民年金保険で、公務員だった期間が14年ですから、配偶者分の公的年金収入は発生していません。

 

地方都市で暮らす核家族の高齢者ですから、自家用自動車は 

筆者は、もうすぐ68歳になります。元気ですが、何分高齢ですからお医者さんのお世話になることが多くなっています。

そして、基礎疾患を持っている妻の総合病院通いは必須事項となっているので、どうしても年間数十万円くらいの医療費は必要です。

筆者は、61歳の夏頃から65歳の春頃までの約3年半くらい、自家用自動車を所有しない生活に挑戦しました。

しかし、地方の中核都市は、自家用自動車を持つ生活に便利なように設計されているわけですから、ものすごく不便な生活を強いられました。

妻の総合病院通いが必須事項となった2年半くらい前の春から、再び自家用自動車を所有しています。

自前の駐車場を持っていないので、家の近くで駐車場を借りています。

我が家は、中核都市の中心市街地に位置しているので駐車場賃貸料は安くありません。

 

仕事には熟練しているので 

自家焙煎コーヒー豆小売ビジネスを細々と30年近く営んでいるので、技術・経験・知識は熟練の域に達していると自負しています。

近年(2年半くらい前から)、開けたり閉めたりの開店休業状態で商売を続けて来たので赤字営業が続いていますが、開店休業状態が徐々に改善されつつあるので状況は改善して来ています。

開店休業状態が改善されれば、それなりの暮らしを維持するだけの収入(公的年金プラスアルファーの収入)を確保するのは、熟練の必要な製造小売りの自営業者ですから、それほど難しくないはずです。(生業ビジネスで生き残る条件は熟練だと思います)

 

下流老人の定義 には当てはまらない

公的年金を満額受給している68歳の高齢者で、公的年金の収入だけでは食べて行けないわけですから下流老人の定義に当てはまります。

けれども、夫婦2人(家族は夫婦2人だけです)健康で働けるなら、それほど四苦八苦することも無く、それなりのレベルの暮らしを維持するだけの収入(もちろん、公的年金の収入を含めての話ですが)を、セミリタイア的な働き方(気楽で柔軟な働き方)で確保する自信があります。

筆者のようなタイプの高齢者は、公的年金からの収入だけで考えれば下流老人に定義されるのかもしれませんが、健康で働き続けることができる限り、年金プラスアルファーの収入を稼ぐのはそれほど難しい事ではありません。

「公的年金だけでは食べて行けない」だけの話ですから、、下流老人の定義には当てはまらないと思っています。

 

公的年金だけで暮らせない高齢者に一番大切なのは、自分たちの健康 

高齢と病弱の夫婦2人ですが、珈琲という仕事に熟練しているので、現在の健康状態を維持できれば、毎日数時間程度なら適当に働くことができます。

毎日数時間程度適当に働くことができれば、年間200万円くらいの所得を生み出すのは、それほど難しくありません。

それにプラスして、年間100万円近くの公的年金という不労所得があるわけですから、人並の暮らし(もしかしたら、人並み以上の暮らし)ができます。

だけど、それには、自分と家族が健康だという条件がつきます。

健康でなければ働けません。誰かの介護をする必要が生じれば、これもまた働けません。そして、働けなければ、収入は公的年金だけになってしまいます。

公的年金からの収入だけが唯一の収入となってしまえば、公的年金だけでは食べて行けないので、下流老人の定義に当てはまります。

ということで、主に国民年金だけに加入していた高齢者にとって一番大切なのは、自分と家族(我が家の場合は夫婦2人)の健康だと考えている今日この頃です。

 

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