奈良・平安の時代から、和歌山市は海の町でした。奈良・平安時代、都のお金持ちの人(貴族)たちは、和歌の浦や加太に旅して、そこから眺める景色の素晴らしさを歌に読んでいます。
歴史と文化の旅
奈良・平安の時代でも、安土桃山の時代でも、徳川幕府の時代でも、現在の和歌山市にあたる地域は、その時代の先端を走っていた地域でした。最も大量に、最も速く、最も楽に移動できる、海と船という交通手段が使えたのがその理由だったと考えています。
織田信長・豊臣秀吉が活躍していた時代、その両雄を苦しめたのが、和歌山市とその周辺を拠点とする地侍の集団・雑賀鉄砲衆です。その雑賀鉄砲衆の経済力を支えていたのが、海と船をという交通手段を利用する交易活動だったと考えられています。
歴史上の文化財はそれほど多く残っていませんが、ゆっくりと時間を費やして、その頃の情景を想像して頂くことができるくらいの文化財なら残っています。
お金を使わない旅
和歌山市は、都会の観光地でも、歴史のある観光地でもありません。もちろん、有名な観光スポットも存在していません。ですから、観光地価格は存在していません。
和歌山市にやって来る旅人たちは、日常生活価格での旅を楽しむことができます。そして、和歌山市は高齢化の進行している町ですから、都会と比べると、日常生活価格は割安です。
ロケーション(位置)
関西における日本の表玄関、関西新国際空港から電車やバスを使って約30分もあれば、テーマパーク「日本の秘境」の入り口と海外のニュースメディアに紹介されたこともある『和歌山市』にやって来ることができます。
温暖な気候
俗に、瀬戸内海式気候と呼ばれている温暖な気候で、春、夏、秋、冬、どの季節でも快適な旅の時間を過ごすことができます。
保養地としても
和歌浦と加太は、海の景色を楽しむことのできる伝統ある昔ながらの保養地です。日本旅館に宿泊して釣りを楽しんだり、サーフィンを楽しんだり、夏場なら海水浴を楽しむこともできます。そして、海の幸を中心とした料理を堪能して頂けます。
町の雰囲気
和歌山市は大都会ではありません。どちらかと言えば、人懐こい田舎町の趣を持っている小規模な町です。しかし、都会的な趣も持っている町です。カフェで美味しいコーヒーを楽しむことも、レストランで美味しい料理を楽しむことも、マリーナシティーで素敵なナイトライフを楽しむこともできる、旅人には居心地の良い町です。
観光の拠点
和歌山市内のホテルや旅館、それに短期滞在者向けのアパートメントを拠点にして、何日間かを費やして、テーマパーク「日本の秘境」を 堪能することができます。例えば、高野山への歴史を感じる旅なら日帰りで、高原の春や秋を感じる旅も日帰りで、白浜など南紀の温泉郷を訪れる旅は1泊でという風に・・・。
ちなみに、和歌山県の端と端、和歌山市から新宮までは、自動車専用道路を使えば片道約3時間で行ったり来たりできます。