エカワ珈琲店の出来事

年老いた珈琲豆焙煎屋の日常と仕事の出来事、それと備忘録・雑記帳。

マスメディアや地域メディアに登場できなくても、零細生業パパママ店にはコンテンツマーケティングという武器がある

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで営んでいる我がエカワ珈琲店ですが、自家焙煎コーヒー豆小売専門店を開始してから約30年経過しています。

だけど、都会の有名店や特定の地方を拠点としている有名店のように全国規模の影響力を持つマスメディアに紹介してもらった経験は、これまで一度もありません。

全国紙の地域(和歌山県内)版で、30年の間に合計して3度だけ取り上げてもらったことがあるだけです。

 

マスコミの影響力を利用させてもらうこともできず、稼ぎが少なくてお金が無いので新聞チラシやメディアを使っての広告宣伝活動もほとんどできず、その結果として、零細生業パパママ経営を30年間続けています。

しかし、商売を続けて行くには、新規顧客の獲得は必須項目です。

ということで、既存のマスメディアや地元の伝統的なメディアに登場できなくても、それに加えてSNSなどで他の誰かに好意的に紹介してもらえなくても、自前のオンラインメディアを使ったコンテンツマーケティングで頑張ってみようかと考えている今日この頃です。

 

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クイックナビゲーション

20年前なら「口コミ」、10年とちょっと前くらいからは「オンライン」

2000年代の中頃くらいまでは、最も費用のかからない広告宣伝活動は古典的な「口コミ」でした。

その古典的な「口コミ」を得るために、「安さと品質の良さ」を心がけて、それに加えて「商品プラスアルファー」で販促品を配ったりしたものです。

2010年前後から、ホームページ・ブログとオンラインを使った新規顧客獲得・販促活動に重点を移しています。

もちろん、和歌山市という地方都市で自家焙煎コーヒー豆を小売販売しているエカワ珈琲店の場合は、ということですが。

 

マスコミとは縁もゆかりもありません

全国的なマスコミはもちろん、地元のテレビ局・ラジオ局・タウン紙など、地域限定のマスメディアに登場した経験ですが、ほとんどありません。もちろん、取材を受けた経験もほとんどありません。

30年の間に、朝日新聞の和歌山版で1回、毎日新聞の和歌山版で2回、紹介してもらったことがあるくらいです。

それと、2014年の秋、地元のタウン雑誌が企画したコーヒー豆自家焙煎店特集で、本当に小さく小さく、申訳程度に掲載してもらったことがあります。(取材を受けたことを悔やみましたが、後の祭りでした)

はっきり言って、他のコーヒー豆自家焙煎店の存在を強調するために、刺身のつま的に掲載してくれたような気がしたのですが、後の祭りでした。

 

地元の伝統的なメディアとは縁遠い領域で商売を営んでいる

小さく小さく申訳程度に掲載されているわけですから、お客さんは誰も気付いてくれません。もちろん、小さく小さく掲載されていたわけですから、タウン雑誌の特集を読んで来店してくれるお客さんも皆無です。

ということで、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦の店は、全国規模で影響力を発揮するテレビ・新聞・雑誌・ラジオ・映画などのマスメディアはもちろん、地域で影響力を発揮する地元のテレビやラジオ、タウン雑誌やタウン紙などの伝統的メディアとは縁遠い領域で商売をして来ました。

 

地元の伝統的なメディアよりも 

インターネットが普及して、誰もが同じツールにアクセスできる時代になっているわけですから、全国規模のマスメディアや地域のマスメディアに登場しなくても、インターネットを活用すれば自前のメディアを作って誰かに見つけてもらうこともできるはずだと、店のホームページやブログで頑張っている今日この頃です。

例えば、ブログ記事(自前のメディア)が、はてなブックマークやスマートニュース、それにgoogleニュースで紹介されれば(ヤフーニュースに紹介されたことはありません)、全国規模のマスメディアはともかくとして、地元の伝統的メディアに紹介されるよりも効果は高いと考えます。

2018年の始め頃の話ですが、1日~2日で万単位のアクセスを稼げる日が何回もあったわけですから。

 

自前のメディアを活用して副業ができます

その頑張りがエスカレートしてしまって、自前のメディアを通じて自分たちの商売(自家焙煎コーヒー豆小売業)を知ってもらうだけでなくて、自家焙煎コーヒー豆以外の副収入(1か月で数万円)を我が家にもたらしてくれていた時期があります。

しかし、欲張りすぎて、あれこれと自前のメディアをいじっているうちに、その副収入がジリ貧になってしまいました。

その頃から、競争が激化して、ブログで稼ぐのが難しくなったということもあります。

ジリ貧なってしまって、しばらく副収入稼ぎを断念していたのですが、最近、何故か気が変わって、もう一度、オンラインを使って公的年金収入と同じくらいかそれ以上の副収入を確保しようと頑張り始めている今日この頃です。

 

自前のメディアで新規見込み客を開拓 

出入りの激しいのがお客さんの習性ですから、新しいお客さんに見つけてもらえ無ければ、商売はじり貧になってしまいます。

2016年・2017年と、予期せぬ出来事が重なって、ほとんど商売ができない状態になってしまって、常連のお客さんが一人消え・二人消えと減少して行ったのですが、自前のインターネットメディアを通じて新しいお客さんを開拓できたので、何とか商売を続けることができています。

ということで、エカワ珈琲店のような零細生業パパママ店の場合、店舗での小売りも、オンライン経由の通信販売も、自前のインターネットメディアを通じて新しいお客さんを開拓するのが一番似合っているような気がしています。

 

自前のメディアを利用すれば宣伝費用は割安 

規模の拡大を望んでいない、あるいは、規模の拡大をあきらめているエカワ珈琲店ような零細生業パパママ店は、全国規模のマスメディアや地元の伝統的なメディアに無理して登場する必要何て無いと考えています。

例えば、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が和歌山市で営んでいるエカワ珈琲店です。

それだけでは食べて行けませんが、公的年金という魔法の財布を持っているので、店舗と通信販売で250人のお客さんに毎月1500円分の商品を購入してもらえたら、十分に暮らして行けます。

350人のお客さんに支持してもらえれば、魔法の財布は必要ありません。その3倍、1000人のお客さんに支持してもらえれば、零細生業パパママ店としては超繁盛店です。

ホームページやブログを活用するコンテンツマーケティングを駆使すれば、今年(2021年)の秋に70歳になる年老いた珈琲豆焙煎屋でも、超繁盛店は無理かもしれませんが、お客さん350人の達成は可能だと思っています。

ということで、再びコンテンツマーケティングで頑張ってみようと考えている今日この頃です。

コンテンツマーケティングなら、エカワ珈琲店の場合、ほぼ無料で出来ます。最盛期の月数万円には遠く及びませんが、その10分の1くらいは、今でもオンラインで副収入を得ているわけですから。

 

地元の伝統的なメディアとの相性が悪いので

年老いた夫婦が営む零細生業パパママ店の場合、地元の伝統的なメディアとの相性は良くないと思います。

もしかしたら、地元の伝統的なメディアは、零細生業規模で長年に渡って持続的に営業を続けている(細々とですが)家族営業の商売を正確に観察することができないのかもしれません。

零細生業パパママ店で長年に渡って持続的に細々と商売を続けているということは、その店と同調してくれるお客さん、その店を理解してくれるお客さん、その店の商品・サービスを好きだと言ってくれるお客さんとのコミュニケーションを、その零細生業パパママ店が構築しているということを意味していると思うのですが。

ekawacoffee.hatenablog.jp

 

これから実験します 

 話題性に乏しい、現役世代の人たちに知られていない零細生業パパママ店、特に、高齢者夫婦の営んでいる無名の零細生業パパママ店が、マスメディアや地域メディアに登場できるはずがありません。

それに、一度や二度登場したところで、宣伝効果は期待できません。

しかし、マスメディアや地域メディアに登場できなくても、20年も30年も零細生業商売を続けていれば、それなりの技術・知識・経験を取得しています。

それらを活用して、オンラインを利用したコンテンツマーケティングを模索してみようと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えていて、これから実験を始めるつもりです。