古希3ブログ

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大都市と地方都市、その地図上の距離は縮まって来ているのだと思います

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何年か前まで、パンフレット・チラシの印刷を依頼するのは地元の印刷屋さんに限られていました。

何年か前まで、メガネは地元に店舗を持つメガネ屋さんで購入していました。

何年か前まで、サイズを確かめる必要のある衣類や靴は、衣料品店や靴店に出向いて購入していました。

 

現在はというと、パンフレット・チラシの印刷も、メガネの購入も、サイズを確かめる必要のある衣類や靴も、インターネットを通じて簡単に購入することができます。

印刷屋さん、メガネ屋さん、衣料品屋さん、靴屋さんの店舗所在地が、地元にあるか、遠く離れた他府県にあるかは、ほとんど関係がありません。もちろん、購入する時間帯も、自分の都合の良い時間ということになります。

シリコンバレーで開発されたアプリを、遠く離れた日本の地方都市に住んでいても、思いついたその日に購入することができます。ニューヨークの音楽配信会社が配信するミュージックを、遠く離れた日本の地方都市にて購入することも可能です。

 

大都市の特質は、種々雑多な数多くの情報が集積することだと思います。大都市と地方都市の格差は、情報の集積量の格差だと考えているわけです。

普通、情報格差=商売による儲けの格差ですから、情報が集積している大都市と情報から疎外されている地方都市との間の経済格差は拡大して行きます。

日本の場合、東京に膨大な情報が集まっているので、東京一極集中の現象が発生しているのだと思います。でも、考えて見れば、インターネットの普及と進歩によって、大都市と地方都市との情報格差が縮まりつつあるのは確かだと考えます。

 

大都市で収集可能な情報は、地方都市でも収集可能な状況が出来つつあります。

情報の発信についても、大都市に限定されているわけではなくて、地方の町からでも発信が可能な状況が整って来ています。

例えば、東京から情報を発信しているマスコミに注目してもらえなくても、自前のメディア(ブログやホームページやSNSツール)を通じて情報発信が可能です。地方都市に住んでいても情報を発信できて、数多くの人たちから注目されるということも有り得ることだと思います。

 

私事ですが、今年(2019年)の1月に、ブログで発信した記事が2日間で数万ページビューを記録したことがあります。

何年か先には、「地方都市で商売をしているのだから、大都市で商売をしているようには儲からない」、という言い訳が通用しない時代がやって来るかもしれません。

確実に、大都市と地方都市、その地図上の距離が縮まって来ているのだと思います。