古希3ブログ

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老後破綻対策は、働いて稼ぎ続ける事しか無いと考えています

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NHK「しのびよる老後破綻」より引用

NHKスペシャル、老人漂流「団塊世代、しのび寄る老後破産」を、NHKオンデマンドで観たのは2016年4月22日のことでした。

エカワ珈琲店の店主は昭和26年生まれですから、団塊世代の尻尾の部分に位置しています。ですから、他人事だと第三者的に傍観する気持ちになれなかったのを覚えています。

 

NHKスペシャル、老人漂流シリーズでは、高齢者が年金だけで生活できないことを「老後破産」と表現していたように感じられます。

エカワ珈琲店の店主は、現在(2019年5月)67歳で、働いていた頃に加入していた共済年金と脱サラ後も加入していた国民年金の両方を受給していますが、年金だけで普通に暮らして行くこができません。

 

ということで、エカワ珈琲店の店主は、67歳にして、もうすでに老後破産しています。でも、体力的に少し弱って来ていますが、まだまだ、それなりに働いて稼ぎ続けることができます。

その稼ぎがあるので、それなりのレベルの暮らしを維持できています。

2019年の日本は、国民の3人に1人が65歳以上の高齢者が占めている社会(高齢化社会)す。

 

職安を訪れても、それなりの条件で65歳以上の高齢者が働ける職場は、それほど多くは存在していないとう話をよく耳にします。

1歳年下の元警察官の友人は、60歳で警察官を定年になって、その後4年間、交番で相談員の仕事に就いていて、65歳を向える今年(2018年)の3月に交番相談員も定年になったのですが、地元の職業安定所で小学校の用務員の仕事を見つけてきて、4月からその仕事に就いています。

 

土曜日と日曜日がお休みで、勤務時間は午前8時~午後2時までということで、体力的にも精神的にも余裕を持って働き続けることができると想像していたそうですが、どうも、そうでは無いようです。

高齢化社会とは、65歳以上の高齢者でも健康ならば、その体力・精神力に応じた働き方で社会に参加できる社会だと考えていたのですが、考え方をあらためる必要があるのかもしれません。

 

身体的に劣っているという健康上のハンディーがあるわけですから、高齢者が現役世代と同じような条件で働くのは至難の技だと思います。

しかし、その昔(20年以上前)、高齢者を受け入れてくれる職場は限られていて、社会活動に参加したくても参加出来ない高齢者が大半だった頃と比べれば、高齢者の働ける環境は少し良くなっているのかもしれません。

 

考えて見れば、3人に1人を65歳以上の高齢者が占める社会で、年金収入だけで快適な暮らしを営めるのは、現役時代から相当な準備をして来た人たちだけだと思います。

大半の高齢者は、公的年金の収入だけで暮らして行くなら、暮らしのレベルを相当に下げる必要があります。暮らしのレベルを下げなければ、僅かな貯えなど、すぐ消えて無くなってしまいます。

貯えが底をついて、収入が公的年金だけなら、大半の高齢者には、お金の枯渇に怯えながらの暮らしが待っているのだと思います。

 

高齢化社会だと言っても、65歳以上の高齢者の大半は元気で健康です。ただ、現役世代と比べて身体能力が劣っているだけです。

フルタイムで働くのは無理でも、その年齢の身体能力・精神力に応じた働き方なら、ある程度の高齢になっても働くことができるはずです。

高齢化社会とは余命の長い社会ですから、健康な高齢者が快適な老後生活を営んで行くには、公的年金プラスアルファーの収入が不可欠になって行くのだろうと推測しています。

 

公的年金プラスアルファーの収入が無ければ、何年か後に、確実にお金の枯渇がやって来るはずです。

今年の秋には67歳になるわけですが、年金収入が少なくて受動的収入(不労所得)も少ないので、それに今の仕事(コーヒーの仕事)が好き(or趣味)なので、当然、今後も身体の動く限り働き続けるつもりです。(もちろん、年齢・身体能力に応じてですが・・・)

そういう訳で、エカワ珈琲店の店主の老後破綻対策は「働いて稼ぎ続けること」しか無いと考えている今日この頃です。