10代の頃は、月日の経つのを、ものすごく遅く感じていました。
20代の頃も、10代の頃の続きで、月日の経過をそれほど早く感じた記憶はありません。
30代に入ると、少しだけ早く感じるようになって来ました。
40代になると、月日が経つのが、もっともっと早くなって来ました。
50代になると、まさしく『光陰矢のごとし』です。
春・夏・秋・冬と、あっという間に過ぎ去って行きます。
そして、60代・70代になっても、それが続いていると言うよりも、ますます時が過ぎ去るのを速く感じるようになっています。
物理的に「時間」は、方向性を持たないスカラー量ですから、1日が24時間で、時間の経つのが遅くなったり速くなったりすることは無いと思っています。
ですから、これは、時間の過ごし方や感じ方の問題なのだろうと思います。
年齢を重ねるに従って色々な経験を積み重ねているので、ちょっとした変化には何も感じなくなってしまって、時間に対する感覚が若い頃とは違って来ているのかもしれません。
若かったあの頃、10年後・20年後というと、遠い未来だと思っていたのですが、この歳(古希3)になって、10年前の昔、20年・30年前の昔を思い返しても、ほんの最近のことのように一部の記憶が蘇ってきます。
反省だらけの人生体験が、次から次へと蘇ってくるようになって来ています。
もしかしたら、年齢と時間に対する感覚との間に、何か『法則』みたいなものがあるのかも知れません。
「光陰矢のごとし」の人生を振り返っても、そこには、ただ風が吹いているだけなのかもしれません。
ちなみに、公的年金を受給する高齢者となって、残された時間を意識するようになって来ると、遠い青春時代に懐かしさを感じると同時に、何か自分の足跡を残して置きたいというあせりの感覚も生まれて来ています。
ということで、最近は、これまで30数年に渡って蓄積して来たコーヒー(特にコーヒー豆焙煎)に関する知識・経験・技術を文章化してまとめる作業を始めています。
そして、文章化したものを電子書籍にして、キンドルを通じてセルフ出版しています。
2024年3月10日の時点で、年老いた珈琲豆焙煎屋のペンネームで10冊の電子書籍をキンドルでセルフ出版しています。
11冊目の電子書籍は、今月(2024年3月)中の出版を予定しています。
2024年2月に出版した最新の電子書籍は、「コーヒー豆自家焙煎談義(第4集)」です。