地方の町(和歌山市)のビジネス街に住居兼店舗を構えているわけですから、お手軽価格で好みのおひるご飯を選択できる環境で暮らしています。
近くの食品スーパーやコンビニエンスストアーやお弁当屋さん、和歌山県庁内の食堂に買いに行けば、390円くらいからお弁当が売られています。
近くの飲食店でも、数百円~1000円くらいでお昼ご飯を食べることができます。
昭和の時代、ビジネス街のお昼ご飯需要を満たしていたのは、ビジネス街の飲食店・喫茶店です。
平成に入ってからは、ビジネス街の「おひるご飯需要」を担う業種の境界が曖昧になって来ています。
ビジネス街のお昼ご飯需争奪戦ですが、ますますエスカレートして行く気配が漂っていて、価格競争が行き着くところまで行き着いているので、それ以外の差別化を模索しなければならない時代になっているのだと思います。
ということは、地方の町(和歌山市)のビジネス街のお昼ご飯市場であっても、零細生業パパママ店の居場所は存在していないのだと思います。
20年くらい前、エカワ珈琲店周辺(和歌山市のビジネス街)の「お昼ご飯市場」をターゲットにして、数ヶ月間ですが、大衆食堂的な喫茶店を営んだことがあります。
繁盛したのですが、「貧乏暇なし」の状況で、ほとんど利益を生むことが無かったわけです。
その時、学んだ教訓が、「貧乏なのに忙しい」よりも、「暇だから貧乏」のほうがリスクが小さいということです。
その後、商売人のサガなのだと思いますが、何度も何度も「貧乏なのに忙しい」商売を選択しては、失敗して、反省して、「暇だから貧乏」に方向転換するのを繰り返して来ました。
焦らずに「暇だから貧乏」の商売を我慢して続けることができていたら、「お金に追われる生活からサヨナラできていたかもしれない」という後悔の念を持っているのですが・・・。