エカワ珈琲店は、65歳の「おじさん(orおじいさん)」と、56歳の「おばさん」の2人だけで営んでいる、零細な個人商店、ようするに、日々の生活を維持するのに四苦八苦の生業店です。
もし、エカワ珈琲店が、都会的な洗練されたデザインの店であったなら、最新のWEBデザインを駆使したショッピングサイトを運営していたりしたなら、エカワ珈琲の経営者夫婦との間にアンバランスが生じてしまいます。
店頭販売でも、同じことです。
大手のコーヒー屋さんのように、制服を着用して、颯爽と店内業務に従事するというのも、「おじさん(orおじいさん)」と「おばさん」には似合いません。
街中の、昔ながらの生業店には、それにふさわしい商売の仕方があるのだと思います。
洗練された、都会的な商売の仕方は、絶対に似合いません。
池波正太郎さんの小説は未読ですが、草刈正雄出演の「真田太平記」は時代劇チャンネルで全話見ています。漫画本も発行されているようですが、原作の小説を読んでみたいと思っています。

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昭和の時代には、どこにでも存在していた、エカワ珈琲店のような生業店ですが、地方の町でも、あまり見かけなくなっています。
非効率な営業形態と、見た目の悪さが、生業店の衰退原因だと考えられています。
しかし、エカワ珈琲店は、『生業店』ということを前面に出して商売を営んでいくつもりです。
そして、できるだけ生業店の良さを生かしながら、もう一度、繁盛店になることを夢見ています。
日本中、どこの街に行っても、センスの良い店ばかりというのでは、面白くもなんとも無いと思います。
やはり、「おじさんとおばさんの店」や、「おじいさんとおばあさんの店」も必要なのだと思います。
インターネットの普及と進化が、『生業店』・『生業商売』を生き返らせてくれようとしています。
65歳の「おじさん(orおじいさん)」と、54歳の「おばさん」の2人だけで営む自家焙煎コーヒー豆小売店が、繁盛店を目指すことのできる時代になっているのだと思います。